「自由民主党本部放火襲撃事件」の版間の差分

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[[東京地方裁判所]]は、[[1991年]]2月になって保証金1500万円でFの[[保釈]]を認めた<ref>朝日新聞1991年2月27日朝刊</ref>。これに対し検察側は準抗告したが裁判所は「検察はFがいつどこでだれと放火を共謀したか十分実証していない」として退けた<ref>朝日新聞1991年3月19日夕刊</ref>。
 
検察はFに[[懲役]]10年を[[求刑]]したが、1991年[[6月27日]]に一審[[判決 (日本法)|判決]]は無罪を言い渡した<ref>朝日新聞1991年6月28日朝刊</ref>。電気店の従業員の証言は信用できるが、購入した部品が犯行に使われたという証拠がなく、警官の証言は暗闇の中でFと認識できたのか疑問であり、また、Fのアリバイには「不自然、不都合な点も少なくないが、虚偽とまではいえ」として、結論として、この放火事件における「Fの役割は特定できない」<ref name=daijiten/>、としたものであった。
 
検察は事実誤認として[[控訴]]したが、二審の[[東京高等裁判所]]は[[1994年]]12月2日に自白も物証もなく、目撃証言で有罪とする[[事実認定]]はできないとして[[棄却]]<ref>朝日新聞1994年12月3日朝刊</ref>し、検察は[[上告]]しなかった為12月16日にFの無罪は確定した<ref>朝日新聞1994年12月17日朝刊</ref>。