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{{otheruses|1971年に設立された出版社|1905年から1922年まで活動した出版団体|国書刊行会 (1905-1922)}}
{{基礎情報 会社
|社名= 株式会社 国書刊行会
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== 歴史 ==
創業時は[[印刷業]]を営んでいたが、出版社から依頼された[[復刻版]]を印刷していた折に[[出版業]]参入のヒントを得て移行、まず学術資料書籍の復刻出版を目的として設立された。社名は、[[江戸期]]の有名な本を復刻出版していた[[明治期]]の出版社「[[国書刊行会 (1905-1922)|国書刊行会]]」の名前を借用しており、同社の復刻版も出版していたことがあるものの、まったく別の会社である<ref>http://portal.nifty.com/2010/12/14/b/</ref>。『[[明月記]]』『[[玉葉]]』の刊行で事業を開始。当初は神道・仏教の原典復刻版や、国文学・国史関係の学術資料の出版が主力であり、現在もこれらの分野の書籍を刊行している。1975年からの「[[世界幻想文学大系]]」から、欧米、中南米、アジア諸国などの海外文学や[[ミステリ]]、[[サイエンス・フィクション|SF]]の翻訳出版も行っている。他に西洋・日本美術史関連の画集や大きな企画も多い。
 
『[[世界幻想文学大系]]』の出版以来、[[幻想文学]]や[[オカルト]]関連の翻訳本出版で一般には知られている。特に、ファンタジーでない実際の[[魔術]]に関する基本的書籍は、ほとんどここから刊行されており、[[アレイスター・クロウリー]]の[[法の書]]の邦訳版を刊行したことも有名である。なお『世界幻想文学大系』は、[[紀田順一郎]]と[[荒俣宏]]が企画しあちこちの出版社に持ち込んだが、あまりに壮大な企画のためにことごとく断られ、諦めかけている折にたまたま国書刊行会を訪ねたところ、社長の一存でたちどころに出版が決定したという。