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== 来歴・人物 ==
[[宮城県]][[白石市]]出身。[[早稲田大学]]第一文学部卒業。[[1964年]]に[[報知新聞社]]に入社し、文化部記者として映画・音楽を担当したが、[[1972年]]に退社。翌年、ミュージック・ラボ社に入社し、音楽業界専門誌『ミュージック・ラボ』編集長を務めたが、[[1976年]]退社し、フリーの音楽評論家として独立。執筆活動のかたわら、[[日本レコード大賞]]の審査委員長、[[全日本有線放送大賞]]等の審査員を務めた。
 
== レコード大賞審査委員長就任、焼死事件==
2005年度の[[第47回日本レコード大賞]]審査委員長だったが、「業界関係者との金銭授受があった」「阿子島はレコ大委員長を辞めろ」などという阿子島への[[怪文書]]が出回るようになる。怪文書はプロダクション担当者で構成される「音楽業界有志一同」名で、辞任勧告文書であった。阿子島は怪文書について、「全く根も葉もないこととまで言わないが、事実関係を捻じ曲げている」「出した人間は分かっている。詳しいことは後日話す」とコメントしていた。
2005年度の[[第47回日本レコード大賞]]審査委員長であったが、その阿子島に対し、[[怪文書]]が出回るようになる。怪文書はメーカー・プロダクション担当者で構成される「音楽業界有志一同」名で、「関係者各位」「日本レコード大賞委員各位殿」に向けた告発、要請と阿子島に対する「辞退勧告書」であった。
怪文書には「審査委員長の横暴を暴露する!」と題し「関係者各位」「日本レコード大賞委員各位殿」に対し「言動が私達メーカー・プロダクションの担当者にとって許せない」「評論家10数人のうち最も人望がない」「人間性を看過することができない」とし、阿子島に対しては「今からでも遅くない。審査委員長を辞退すべし。」「辞退しない場合、マスコミ各社にさらに詳細な文書を送ることになる。繰り返すがこれはブラフでない。」「もし辞退なきときは、必ずマスコミ各社に数え切れないほどの悪評をスキャンダルとして送られることになる。」などと記されていた。
 
阿子島は怪文書について、「全く根も葉もないこととまで言わないが、事実関係を捻じ曲げている」「出した人間は分かっている。詳しいことは後日話す」とコメントしていた。怪文書内容詳細については後述を参照のこと。
しかし、阿子島は2005年12月12日夜に東京都のホテルで行われたディナーショー終了後に行方がわからなくなった。13日早朝、[[神奈川県]][[横浜市]]の自宅に[[火災]]が発生し全焼。14日に家族から神奈川県警戸塚署に捜索願いが出される。その結果、12日午後11時頃にJR[[戸塚駅]]の防犯カメラに阿子島が映っていたのが確認されている。自宅火事から3日後の[[12月16日]]に突如自宅敷地内から遺体となって発見された。14、15日にさほど広くもない自宅敷地内を多数の警官が捜索していたにも関わらず3日後になって遺体が発見されたことについて警察は「16日に初めて屋外を捜索し始めた」としている。阿子島夫婦は日常的に頻繁に連絡を取り合っていたというが、当日は実家滞在中の妻に連絡はなかった。警察は[[出火原因]]は[[放火]]ではなく[[失火]]と断定。死因は[[焼死]]。しかし、司法解剖では阿子島は煙を吸い込んでいなかったため、火事が発生する前に死亡したと思われるが、警察は事件性がないと判断した。
 
しかし、阿子島は2005年12月12日夜に東京都のホテルで行われたディナーショー終了後に行方がわからなくなった。その後の阿子島の目撃証言は一切なく、また通話など連絡をとったものも当時実家滞在中の妻も含め一切いない。阿子島夫婦は日常的に頻繁に連絡を取り合っていたが、ディナーショー終了後から実家滞在中の妻に連絡が入ることは一度もなかった。
行方不明となってから翌日の13日早朝、[[神奈川県]][[横浜市]]の自宅に[[火災]]が発生し[[全焼]]。
14日に家族から[[神奈川県警]][[戸塚警察署 (神奈川県)|戸塚署]]に捜索願いが出される。その結果、12日午後11時頃にJR[[戸塚駅]]の防犯カメラに阿子島が映っていたのが確認されている。当初、行方不明後に自宅に火災が起こるなど、謎の[[失踪]]事件として報道各社は報道していた。
自宅火事から3日後の[[12月16日]]になって突如自宅敷地内の[[庭]]から阿子島が焼死体となって発見された。14、15日にさほど広くもない自宅敷地内を多数の警官が捜索していたにも関わらず、3日後になって遺体が発見されたことについて[[神奈川県警]]は「16日に初めて屋外の捜索を開始したため」としている。庭先でみつかったことについては、火災発生当時、阿子島は2階の部屋で寝ており、火事に気が付いたときはすでに燃え広がった状態で、ベランダへ逃げてそのまま落下したためと神奈川県警は結論付けている。
神奈川県警は出火原因は[[放火]]ではなく[[失火]]と断定。死因は[[焼死]]。しかし、司法解剖では阿子島は煙を吸い込んでいなかったため、火事が発生する前に死亡したと思われ、また怪文書の件とタイミングから放火や他殺など事件の可能性も指摘されたが、神奈川警は、偶然の失火による焼死で事件性はなく、事故死と判断し捜査を終了した。
<!-- この記事で某[[芸能事務所]]の芸能人の離婚を記述する関連性が見出せませんので、不記載といたします。復活する場合は、ノートで合意をとってください。 -->
 
== 阿子島への怪文書の内容==
怪文書は「関係者各位」に向け「レコード大賞審査委員長の横暴を告発する!〜レコード大賞を食い物する一番ワルは誰か!?〜」と題した表紙で、数枚あり、本文は「日本レコード大賞委員各位殿」に向け、「音楽業界有志一同」名で書かれたものであった。内容は[[日本作曲家協会]]が阿子島を審査委員長に決められたことに対して「音楽業界有志一同」が「会合」を開き、同怪文書に添付の「辞退勧告書」を阿子島宛に送ったとし、「彼のこれまでの言動には、私達メーカー・プロダクションの担当者にとりまして、許せないことも数多く」「別紙(辞退勧告書)に書かれた事はいずれもまぎれのない事実」「その他、数多くのスキャンダルを抱えており、先日の総会ではまったく反省の色も見せず、そのまま居座った」「対象に関係する評論家は10数人いますがそ、その中で最も人望がなく」「彼の人間性を感化することが出来ず」(いずれも原文ママ)などと記されていた。
同じく怪文書に添付された「音楽業界有志一同」名義での「阿子島たけし殿」に対する「辞退勧告書」には「音楽業界有志一同」が「会合」を開き、阿子島に対し「下記の件」について「決議」したとし、「今からでも遅くない。審査委員長を辞退すべし。問題点は多岐にわたるが、このような人間が審査委員長を務めることは、長年続いてきたレコード大賞に大きな汚点を残すことになる。」「辞退しない場合、マスコミ([[週刊文春]]、[[週刊新潮|新潮]]、[[週刊現代|現代]]、[[アサヒ芸能]]、[[週刊ポスト|ポスト]])などにさらに詳細な文書を送ることになる。繰り返すがこれはブラフでない。」と記し、主に4点の問題をあげた上で、「この他にも数え切れない程の、沢山の悪評があるが、いずれも真実の声である。もし辞退なきときは、必ずマスコミ各社にスキャンダルとして送られることになる。」と記されていた。
今項目内の[[括弧|鍵括弧]]内はいずれも[[ママ (引用)|原文ママ]]である。
 
==著書==