「クレアチンキナーゼ」の版間の差分

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Astrojan (会話 | 投稿記録)
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[[心筋梗塞]]、[[筋炎]]、[[筋ジストロフィー]]など心筋障害・筋疾患で血中濃度が上昇する。ただし、激しい運動などでも筋線維が壊れるためCKの上昇がみられることがある。
 
単位はIU(国際単位)/L。正常値は[[男性]]の方が高く(筋肉量の違いによる)、男性で30~19030〜190 IU/L、[[女性]]で20~15020〜150 IU/L程度とされている。
 
==アイソザイム==
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心筋梗塞の発症後、CK値が上昇するには若干のタイムラグがある(数時間後から上昇)。[[急性期]]の対応では、確定診断のためにはCK-MBよりも早く上昇し、やはり[[特異度|特異性]]の高い[[トロポニンT]]値が重視される。
 
CK-MBでも[[骨格筋]]由来が正常でも5%5%程度認められることが知られている。そのためCK上昇時には比率を調べる必要がある。また骨格筋からも筋再生時にはCK-MBが産出されることが知られている。この場合はトロボニンTなども同様に産出される。特に[[皮膚筋炎]]、[[多発性筋炎]]の活動期にはCKの25%25%がCK-MBとなることもある。上記疾患の合併症に[[心筋炎]]が認められることもあるため[[心臓超音波検査]]の併用が必要である。
 
== マクロクレアチンキナーゼ血症 ==