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== 特徴と評価 ==
マッキューン=ライシャワー式は、[[ハングル]]に対応させて転写するのではなく音声を表記するためのものである。ただし、ライシャワーによれば、表記の制定作業に際してはハングルをかなり参考としている。学術用として開発されたため、スペルの便宜よりも音写の正確性を優先しており、発音区別符号を豊富に使っている。ライシャワー自身、一般用としては表記法が複雑過ぎたと回想している<ref name="Reischauer115116" />。
 
マッキューン=ライシャワー式は西洋[[欧米]]人にとって扱いやすいと言う人がいる。例えば、朝鮮語は有声音・無声音を[[音韻]]上区別しないが、[[音声]]上区別する。これを表記するのである。また、<span lang="ko">&#12619;{{IPA|k&#688;}}, &#12620;{{IPA|t&#688;}}, &#12621;{{IPA|p&#688;}}, &#12618;{{IPA|t&#643;&#688;}}</span>のような[[有気音|激音]]は[[アポストロフィー]]を付けて区別されるので、わかりやすいという点も挙げられる。アポストロフィーはまた、音節の区切りを明確にするのにも用いられる。
 
マッキューン=ライシャワー式に対する批判としては、<span lang="ko">&#50612;</span>に対する"&#x14f;"や<span lang="ko">&#51004;</span>に対する"&#x16d;"の上の[[ブレーヴェ]]がよく省略されてしまう、というものがある。これはブレーヴェなしの方がタイプしやすいことに起因するのだが、ブレーヴェの有無によって区別される筈の<span lang="ko">&#50724;/&#50612;</span>、<span lang="ko">&#50864;/&#51004;</span>の見分けがつかない混乱の元となる。また、無頓着な使用者は前述の激音のアポストロフィーを省略してしまい、平音の<span lang="ko">&#12593;{{IPA|k}}, &#12599;{{IPA|t}}, &#12610;{{IPA|p}}, &#12616;{{IPA|t&#643;}}</span>と区別がつかない。しかしながら、マッキューン=ライシャワー式擁護派は、朝鮮語に馴染みの薄い人々が朝鮮語に近い発音ができればそれで良いと言う。もっとも、ブレーヴェやアポストロフィーが付いていた方がわかりやすは言うまでもなえる
 
ただ、それでもこのような省略が一般化したことが[[大韓民国の政治|韓国政府]]が文化観光部2000年式を公布した最大の原因背景となった。
<!--以上、[[:en:McCune-Reischauer]] 2005年12月17日23:14版から抄訳-->