「ユニオン・パシフィック鉄道4000形蒸気機関車」の版間の差分
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{{機関車
| 車両名 = ユニオン・パシフィック鉄道4000形<br/>「ビッグ・ボーイ」
| 背景色 =
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| 製造年 = 1941年 - 1944年
| 製造数 = 25両
| 運用開始 =
|
|
| 愛称 =
| 運用範囲 =
| 軸配置 = (2'D)D2' ([[4-8-8-4]])
| 軌間 = 1,435 mm ([[標準軌]])
| 長さ = 40.47 m
| 幅 =
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| 全伝熱面積 =
| 過熱伝熱面積 =
| 燃料搭載量 = 石炭: 25.4 t
| 水
| 制動
| 列車暖房 =
| 保安装置 =
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| 備考全幅 =
}}
'''4000形'''は、[[アメリカ合衆国]]の[[ユニオン・パシフィック鉄道]]が[[1941年]]から[[1944年]]にかけて製作した、世界最大・最強級の[[蒸気機関車]]である。[[アメリカン・ロコモティブ]](アルコ)社の手で25両
== 概要 ==
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4-8-8-4という[[車軸配置]]を持つ機関車は、ビッグボーイだけである<ref>(4-8-8-4というのはホワイト式の表記である。AAR方式なら、2-D-D-2となる。</ref>。
この車軸配置は、2組の4軸動輪ユニットを合体し、それに2軸の先輪と2軸の従輪を付け加えたものである。先輪は
== 背景 ==
ユニオン・パシフィック鉄道は、[[ワサッチ山地]]を越える11.4[[パーミル]]の勾配で3300トンの貨物列車を牽くために、このビッグボーイを制作した。ビッグボーイ
そのため新型の機関車が計画されたが、勾配区間で補機を不要にするためだけではなく、勾配を越えたところで機関車を付け替える手間を省くために、長編成の列車を平坦線で時速60マイル(時速100キロメートル)で牽引することができる機関車である必要があった。
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== 運用 ==
製造された25両のビッグボーイは20両と5両の2つのグループに分けることができる。25両全部が石炭を燃料とする機関車で、低品質
ビッグボーイは新人の[[火夫|機関助士]]でも扱うことが可能な機関車だったため、[[第二次世界大戦]]中によく活躍した。熟練した機関助士達の多くが戦場へ行ったことによる欠員は、徴兵されたものの戦闘には向かない男達によって補充されたが、ビッグボーイは彼らでも運転できた
== 保存 ==
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25両のうちの8両が、現存している。
* 4004: Holliday Park、[[ワイオミング州]][[シャイアン (ワイオミング州)|シャイアン]]
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* 4012: [[:en:Steamtown National Historic Site]] [[ペンシルベニア州]][[スクラントン (ペンシルベニア州)|スクラントン]]
* 4014: [[:en:Los Angeles County Fairplex]]、[[カリフォルニア州]][[ポモナ (カリフォルニア州)|ポモナ]]
* 4017: [[アメリカ国立鉄道博物館]]、[[ウィスコンシン州]][[グリーンベイ (ウィスコンシン州)|グリーンベイ]](運転台内部の設備のみ)
* 4018: [[:en:Museum of the American Railroad]]、[[テキサス州]][[ダラス]]
* 4023: [[:en:Kenefick Park]]、[[ネブラスカ州]][[オマハ]]
4017号機以外は、屋根のない露天の状態で保存されている。しかし、
2013年7月、ユニオン・パシフィックは4014号機を取得し、[[動態保存中の蒸気機関車|動態復帰]]のための整備を開始すると発表した。2019年5月に[[大陸横断鉄道]]の開通150年を迎えるにあたり、ユニオン・パシフィックはそれに間に合わせられるよう、3年から5年をかけて復元工事を行うとしている。
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