「森成利」の版間の差分

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Isbn44 (会話 | 投稿記録)
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** 信長は爪を切り終えると扇子の上に爪を載せて、成利に捨ててくるように命じた。成利は命令に従って次の間に移ると爪が9つしかなかった。このため成利は信長の部屋に戻って残りの爪を捜したという<ref name="GekitoOdagundan" />。
** あるとき、信長は成利に隣の座敷の障子が開いているから閉めてくるように命じた。実際には座敷の障子は閉まっていたが、成利はそのうちの1つの障子を自ら開けて、ぴしゃりと音を立てて閉めた。その上で信長に閉まっていた旨の報告をし、音がしたのはどういうわけかと問う信長に、開いていると信長が言ったにも関わらず閉まっていたとあっては信長の粗忽と思われるから、閉めた音を周囲に聞かせたのだと言ったという<ref name="GekitoOdagundan" />。
** 信長は側近や諸大名に対し「自慢できる物」として第一に[[陸奥国|奥州]]から献上された白斑の鷹、第二は青の鳥、そして第三は蘭丸と述べたと伝わる<ref name="戦国180"> 泉秀樹 著『戦国なるほど人物事典』PHP研究所、2003年、p.180</ref>。
** 16歳の時、蘭丸の前で明智光秀が食事をとっており、光秀は飯を口に入れたまま何か考え事をしており、そのため箸を落としたがすぐには気付かず、やがて我に返ると箸を拾って再び飯を食べた。光秀は何かの企みに気を取られていると蘭丸は感じて一刻も早く信長に報告しようと馳せ参じたが、信長は一切取り合わなかったと伝わる<ref name="戦国178"/>。
** 信長には眉目秀麗な美少年であり、知恵に優れた秀才肌でもあったために寵愛されたと伝わる。信長が家臣に銀子100枚を与えようとした時に使いとして持参したりするなど信長の手足として働いた<ref name="戦国179"> 泉秀樹 著『戦国なるほど人物事典』PHP研究所、2003年、p.179</ref>。