「喪」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
m cewbot: 修正ウィキ文法 69: ISBNの構文違反 |
|||
36行目:
=== 喪中に関する社会対応 ===
喪中の禁忌のために、政治的や軍事的の重要な時期に事の趨勢を決定付ける現場に参画できないという事態が、[[日本の歴史]]の上ではしばしば起こった。例えば、[[平安時代|平安]]末期に[[左大臣]]として強権を振るった[[藤原頼長]]は、重要な政局が妻の服喪期間と不運にも重なってしまったがために宮中への出仕が許されず、彼を[[失脚]]させようとする藤原通憲(のちの[[信西]])らの策動に抗する機会を逸している(すでに事実上の失脚状態に追い込まれていたが、巻き返しの機会は服喪の慣習によって遠ざけられた)<ref>{{Cite book|和書 |author=[[橋本義彦]] |date=1988年2月 |title=藤原頼長 |edition=新装版 |series=人物叢書 |volume= |publisher=[[吉川弘文館]] |isbn=4-642-05109-0 ISBN
[[現代 (時代区分)|現代]]では、学校に通う[[在籍者 (学習者)|児童・生徒・学生]]や企業に勤務する会社員においては、しばしば喪中に当たる期間中に「忌引休暇」等と称する休暇が与えられることがある。ただし、このような休暇は[[親族#日本法における親族|1親等]]の肉親でも1週間を越えるケースは稀であり、ほとんどの場合は葬祭の準備、および、後片付けなどで消えることが多い。
|