「ルシファー」の版間の差分

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===教父たちによるイザヤ14:12の解釈===
テルトゥリアヌスやアウグスティヌスなどの教父たちは「イザヤ書」14:12の墜ちた星ないし墜ちた王をサタンとして論じている。中でもオリゲネスは、前述のイザヤ書の1節と「[[ルカによる福音書]]」10章18節にみる「わたしはサタンが電光のように天から落ちるのを見た」<ref>{{Cite wikisource|ルカによる福音書(口語訳)|日本聖書協会|ja|nobullet=yes}}</ref>というイエスの言葉とを結び付け、ともにサタンの(深潜)を示すものと解釈した。しかしながら、[[黙示文学]]にみられるいくつかの記述と、この「ルカによる福音書」の1節の示唆するところ、イザヤ書における墜落した輝く星が堕天使を指し示すという理解は、黙示文学の時代にはすでにあらわれており、初期のキリスト教にもこの見方は共有されていたのではないか、とする向きもある<ref>ラッセル『悪魔の系譜』63、77頁</ref>。
 
==ルドルフ・シュタイナーにおけるルシファー概念==