「サウンドカード」の版間の差分

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 '''サウンドカード''' (Sound card) 、または'''サウンドボード''' (Sound board<ref>英語圏ではSound boardは音響施設の操作盤などを指すため、PC用語としてはSound boardは通常使われない。</ref>) は、[[コンピュータ]]に[[音|音響]]信号の入出力機能を付加または強化する拡張用の回路基板である。
 
 コンピュータに内蔵する形態を採り、主に、[[Peripheral Component Interconnect|PCI]]や[[PCI Express]]といった内部[[バス (コンピュータ)|バス]]によって接続する<ref>以前は、PC内蔵型で[[Industry Standard Architecture|ISA]]バスのものも存在した。 </ref><ref>基板が剥き出しで内部にねじ止めされる製品は[[ドーターボード]]の一種である。</ref>。また、ノートパソコン用に[[ExpressCard]]型のサウンドカードも存在する<ref>ノートパソコン用のものは従来の[[PCカード]]型のサウンドカードからExpressCard型に移行している。</ref>。サウンドカードと同類のものに、[[ノートパソコン]]などに手軽に接続できるように[[Universal Serial Busユニバーサル・シリアル・バス|USB]]バス接続や[[IEEE 1394]]接続等の製品があるが、これらは'''オーディオインターフェース'''と呼ばれることが多い(後述)。
 
 現在の[[パーソナルコンピュータ]]において、音響信号の入出力機能はもはや標準機能となっており、多くの機種に[[オンボード]]形式であらかじめ装備されている。かつて普及価格帯にあったサウンドカードは、その価値を標準装備のサウンド機能に譲り、一般ユーザーにおいてはサウンドカードを買い足す必要が薄れた。
そのため、サウンドカード上のFM音源やMIDI音源モジュールは需要が薄れ、これを搭載しないサウンドカードが主流となった。
 
 また、MIDI機器やジョイスティックも2016年現在ではほぼ[[Universal Serial Busユニバーサル・シリアル・バス|USB]]で接続できるため、ゲームポート搭載製品も完全に淘汰された。
 
== カラーコード ==
 
== オーディオインターフェース ==
 「オーディオインターフェース」の原義は機器に音声信号を入出力するあらゆる接続点を指す。
広い意味での「オーディオインターフェース」は、アナログ音響機器よりは多様な形態の入出力を扱うデジタル機器類において、オーディオ信号用であることを明記する際に用いられることが多い。
また、狭い意味では[[パーソナルコンピュータ|PC]]のような音声データを汎用的に扱えるデジタル機器へ主にアナログの音声信号を入出力するための外部装置としての単体製品が「オーディオインターフェース」と呼ばれる。
 
 狭義のオーディオインターフェース製品は、前述のPC内蔵型のオーディオカードで実現されている機能をPC筐体外へ分離させたものと捉えられる。外部接続型にすることで、筐体、それにホストとなるPC等との接続回路や接続コードなどに加え、通常は電源回路<ref>小型のオーディオインターフェース製品では、USBバスパワーによって電源供給を受けるものがある。</ref>が内蔵型より余計に必要となるが、ホストであるデジタル機器の内部環境は、一部の音響機器専用に作られたものを除けば電源を含めてデジタル動作に由来する電磁的ノイズ抑制の配慮がそれほどなされてはおらず、外来ノイズと音声信号を本質的に分別できないアナログ音響機器には本来適していない。内蔵型のオーディオカード自身は相応にノイズ対策が施されてはいるが、デジタルノイズ環境から離脱するには外部接続型が適している。また、ノートパソコンでは後付けでサウンドカード類を内蔵する余地がほとんど無く、音響機能を向上するには自ずとUSBなどを用いた外部接続型になる。外部接続型のオーディオインターフェース製品は一般的に単体では使用できず、ホストとなるPC等と接続して用いられる。
 
 外部接続型のオーディオインターフェース製品とホストとの接続は、外来ノイズに強く信号の多重化に向いたデジタル信号で成され、[[Universal Serial Busユニバーサル・シリアル・バス|USB]]や[[IEEE 1394]] (FireWire) 等が主に用いられる。アナログの音響機器との接続にはXLR入力やTS(2極)/TRS(3極)入出力、RCAピン入出力などを備えるものが多く、内蔵式に多く用いられるミニプラグよりも標準プラグを採用するものが多い傾向がある。これら音声入出力端子に加え、音楽制作用途を志向する製品には[[MIDI]]インターフェイスを内蔵しその入出力コネクタを備えた[[複合製品]]もある。
 
 PCがホスト装置の場合、周辺にこのような外部接続型の機器が加わることで電源コードを含めた配線量が増加するが、ほとんどのサウンドカード/オーディオカードは外部接続端子がPC筐体背面に位置するのに対して、外部接続型では手元で音響機器類との配線が行えるため、その点での利便性は向上する。
 
<gallery>
File:M-Audio - Fast Track Pro.jpg|パソコンとの接続に[[Universal Serial Busユニバーサル・シリアル・バス|USB]]を用いたもの [[:en:M-Audio]] Fast Track Pro
File:Focusrite Saffire & AKG.jpg|パソコンとの接続に[[IEEE 1394]]を用いたもの フォーカスライト社 Saffire
File:Resource Development Kits for the ANT Project (1).jpg|[[ノートパソコン]]にUSBで接続されたオーディオインターフェース
 
=== 関連項目 ===
* [[エディロール・UAシリーズ]] - [[ローランド]]のオーディオインターフェースシリーズ
 
== 脚注 ==