「サッコ・ヴァンゼッティ事件」の版間の差分

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==裁判の具体的詳細と時代背景==
容疑者の2人は共に[[イタリア]]移民の[[アナーキスト]]で、[[第一次世界大戦]]中はそろって[[徴兵]]を拒否している。警察は明確な物的証拠がないまま2人を検挙し、事件当時の[[検事]]は偽の[[目撃者]]を雇って法廷で証言させたといわれる。<br>
戦後の[[不景気]]で[[労働紛争]]が熾烈化していたアメリカでは、社会不安の原因を過激分子になすりつけ、[[共産主義]]に対する憎悪を募らせていた。ボストンでは特にその傾向が強く、裁判では2人の前歴とアナーキストという点が、2人の思想を嫌う[[裁判長]]と[[陪審員]]に誤った予断を抱かせ、死刑判決が出されたといわれる。<br>
有罪判決に対する抗議行動には多くの知識人が参加し、[[アナトール・フランス]]、[[アインシュタイン]]などが支援した。イタリアの首相[[ムッソリーニ]]も助命を嘆願している。<br>
実際には、2人を有罪とする明確な物的証拠は乏しかったものの、非常に「黒」に近かったともいわれ、いくつかの有力な証拠も見つかっているが、事件の真相はよく分かっていない。
 
== 関連項目 ==
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