「ラフ・コリー」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
冒頭部を調整。英語版よりテンプレート移入
m編集の要約なし
36行目:
2000年前に[[ローマ人]]が原産地にもたらした牧羊犬を先祖とすると言われている。[[イングランド]]北部から[[スコットランド]]の地域において、作業犬として使われ、牧羊犬として羊の誘導を行うだけでなく、時には水難救助犬として泳いで人を助けるのにも使われていたという記録も残されている。19世紀には、これらのコリー犬に、毛の長いラフ・コリーと、短い[[スムース・コリー]]がいたことが知られている。
 
1860年代にはスムース・コリーが[[ヴィクトリア (イギリス女王)|ヴィクトリア女王]]に愛されたため、兄弟種として人気が出て、スムース・コリーは[[イングリッシュ・グレイハウンド]]を、ラフ・コリーは[[ボルゾイ]]をそれぞれ交配させ、両犬種は現在のマズルや脚が長い洗練された姿に改良された。その後ラフ・コリーは牧羊犬としてだけでなく、上流貴族のペットとしても愛されるようになり、2度の世界大戦の被害を受けることなく生き残ることができた。
 
20世紀には映画化・テレビドラマ化された小説「[[名犬ラッシー]]」が世界的にヒットしたため、本犬種の知名度は急上昇して人気を博した。現在このラッシーフィーバーは沈静化したものの、世界的な人気はいまだ衰えを知らない。