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== 概要 ==
[[中国の歴史|古代中国]]では[[春秋戦国時代]]、[[三国時代 (中国)|三国時代]]などの戦時で度々行われた行為であり、[[戦国時代 (日本)|戦国時代]]の[[日本]]ではたびたびこの行為が戦の度に行われていた<ref>古代における異民族による武具略奪の事例としては、[[878年]](9世紀末)に[[秋田城]]が[[蝦夷]]によって焼き討ちされた際の報告として、甲冑300領や馬1,500匹、穀物類などを盗まれた記述があり(参考・『世界考古学体系4 日本IV』 [[平凡社]] 4版1966年 p.67)、武具被害が目立つ。戦国期の例でいえば、『[[北条五代記]]』に[[風魔小太郎]]が少数精鋭で敵地に侵入した際、繋いであった敵軍の馬に乗り、そのまま転用している</ref>。主な目的として、自身の装備品より良い[[武器]]を奪うためや、それらを売り払って金銭にするためなどがある。
 
武具鹵獲の機会は戦地に限らず、漂泊船の調査においても可能である(『[[吾妻鏡]]』の[[13世紀]]の記述として、高麗人の[[船]]が[[日本]]に着いた際、[[弓 (武器)|弓]]や[[具足]]などを調査・記録させている)。
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* [[M1カービン]]
: 鹵獲したM1カービンに「SIGew455(a)」と命名し、そのまま使用した。
* [[カルカノM1891|カルカノM1891M1891]]
: 鹵獲したカルカノM1891M1891に「Kar408(i)」と「Gew214(i)」と命名し、そのまま使用した(後者が6.5ミリ)
* [[ルベルM1886小銃|ルベルM1886M1886]]
: 鹵獲したルベルM1886M1886に「Gew303(f)」と命名し、そのまま使用した。
* [[M1ガーランド]]
: 鹵獲したM1ガーランドに「SIGew251(a)」と命名し、そのまま使用したり、米兵に扮した特殊部隊で用いられた。
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; {{AUS}}
* [[M13/40]]
: 第二次大戦中、北アフリカ戦線での初戦で降伏した[[イタリア軍]]から大量に鹵獲した[[戦車]]を[[オーストラリア国防軍|オーストラリア軍]]が転用している。M13/40の他に、[[M11/39]]も鹵獲され転用されている。この結果、後のイタリア軍とオーストラリア軍との[[戦闘]]の際は、両軍ともに同一の戦車を用いた戦闘を行うことになった。
; {{flag|Rhodesia}}
* [[T-55]]