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== 主な得意技 ==
; [[バックドロップ]]
: テーズはこの技の元祖であり、威力を世界中に広めたレスラーであり、テーズは'''グレコローマン[[バックドロップ]]'''と言う。後に[[アントニオ猪木]]や[[ジャンボ鶴田]]が使用し広く他のレスラーに浸透するヘソ投げ式と、[[ブリッジ (運動)|ブリッジ]]をかけない落とし方の2種類を使い分けた。[[ヘッドロック]]の返し技としてもよく使用していた。高角度であり、テーズが活躍していた時代は使用するマットが硬かったため、それも手伝って高い威力を持つ必殺技であった<ref name="shishi">『日本プロレス史の目撃者が語る真相! 新間寿の我、未だ戦場に在り!<獅子の巻>』(ダイアプレス、2016年)p17</ref>。現在は必殺技としての説得力は高いとはいえないが、多くのレスラーが様々な投げ方で使用するポピュラーな技として定着している。かつては'''岩石落とし'''、'''脳天逆落とし'''などと訳されることもあった。
: なお、テーズが日本におけるバックドロップの後継者として指名したのは3人で、猪木、鶴田と、[[ラッシャー木村]]である。これは1981年前後、国際プロレスの外国人選手招聘に力を貸して訪日していた際の発言である。
; [[フライング・ボディシザース・ドロップ]](''ルー・テーズ・プレス'')
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== エピソード、その他 ==
* 旧NWAの世界タイトルマッチでは3本勝負のうち1本は必ず相手に相手に取らせ、チャンピオンとしての器の大きさを示していた。大木金太郎と戦ったタイトルマッチでも1本目を取らせ、あまりに簡単に一本取れたことでこれならチャンピオンになれるのではないかと勘違いしたため2本目で大木は頭突きを積極的に仕掛けたが、これに怒ったテーズはパンチで滅多打ちにしてからバックドロップで仕留めた<ref name="shishi"/>。
* テーズのプロレス観の基本はレスリング技術を要する、[[キャッチ・アズ・キャッチ・キャン]]であるため度々ショー的になったプロレスに対し苦言を呈している。[[ドロップキック]]などのリアルでない技もあまり好まないが時流に乗るために仕方なく使用していたと言う。地味でもレスリングのできる選手を高評価し、[[ブルーノ・サンマルチノ]]、[[アントニオ・ロッカ]]、[[プリモ・カルネラ]]らを毛嫌いした。大技中心の攻防が主となってきた日本のプロレス界については「[[タフマンコンテスト]]になりつつある」、近年の[[WWE]]に関しては「あれは[[カートゥーン]](漫画)だ」と批判をしていた。
* その一方で、自著内では、ショーマンシップに長けた[[ゴージャス・ジョージ]]を絶賛している。
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* テーズはカール・ゴッチをレスラーとして高く評価し、また、ゴッチがテーズと同じくハンガリー人とドイツ人の血を引いていることから、一時はゴッチとテーズはテーズの両親も含めて非常に親しい関係であった。しかし、テーズはレスラーとしてのゴッチは生涯高く評価し続けたが、後年にはゴッチと個人的な付き合いをすることはなくなった。テーズの伝記の著者、キット・バウマンによると、生前のテーズはゴッチについては語りたがらず、ゴッチと疎遠になった理由も明言しなかったが、不和の原因はレスリングの能力に対するテーズとゴッチのプライドから生じたとされる。また、テーズの未亡人チャーリーは、テーズはゴッチに自分と同じ才能を感じ、プロレスの将来のためにゴッチをチャンピオンにしようとしたが、プロレス観の違いからゴッチに拒絶されたため、テーズはゴッチに失望したのではないかと語っている。
*[[1990年]]3月、[[バージニア州]][[ノーフォーク]]で功績を認められて永久保持となっていた[[NWA世界ヘビー級王座]]ベルトを[[インターナショナルワールドヘビー級王座]]の名称で復活させ、トーナメント決勝で[[ブラックジャック・マリガン]]を破った[[マーク・フレミング]]が新王者となり、その後約2年間保持するも、[[1992年]]、テーズと[[UWFインターナショナル]]のビジネスにより、UWFインターナショナルのリングで[[プロレスリング世界ヘビー級王座]]として再復活し、[[高田延彦]]がチャンピオンとなり、フレミングは[[Uインター]]の常連外人選手となる。そこには複雑なビジネス、人間関係があった。その後、[[1997年]]初頭、地元バージニア州ノーフォークのラジオ番組でベルトを50万ドル(当時のレートで約6000万円)で売りに出す。(売却できたかは不明)
* 体調管理は徹底しており、目に悪いので特に写真を撮る時にフラッシュを焚かれることを嫌っていた<ref name="shishi"/>。
 
== 著作 ==
* Hooker: An Authentic Wrestler's Adventures Inside the Bizarre World of Professional Wrestling