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{{出典の明記|date=2016年7月2日 (土) 05:40 (UTC)}}
[[音楽]]にける'''リフ'''('''riff''')は、[[オスティナート]]、つまり、繰り返される[[コード進行]]、音型、[[リフレイン形式|リフレイン]]、または[[旋律]]の音型であり、主に[[リズムセクション]]の[[楽器]]によって[[演奏]]され、[[楽曲]]の基礎や[[伴奏]]として成立するものを指す(特に[[ロック (音楽)|ロック]]、[[ラテン音楽|ラテン]]、[[ファンク]]、また[[ジャズ]]に於いては顕著である)。[[モーリス・ラヴェル|ラヴェル]]の『[[ボレロ (ラヴェル)|ボレロ]]』のように、[[クラシック音楽|クラシック]]もまた、時にシンプルなリフの上に成り立っている。シンプルでありながらキャッチーな[[リズム]]の音型をホンキングする[[サックス]]のように、あるいは、[[カウント・ベイシー]]・オーケストラの[[編曲|ヘッド・アレンジ]]に於ける、リフを基に展開される[[変奏]]のように、リフとは単純でもあり、逆に複雑なものとしても成立する。
 
[[ギター]]によるものが顕著ではあるが、[[ベース (弦楽器)|ベース]]や[[キーボード (楽器)|キーボード]]も少なからず用いられる。
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== 歴史 ==
リフという[[スラング]]が登場したのは[[1980年代]]のことであり、ロックやジャズについて語られる場で用いられたのが最初であった。ほとんどのロック・ミュージシャンはリフを“音楽的アイディア”の近似語として用いた。
 
[[チャーリー・パーカー]]の[[1945年]]の作品“Thriving on a Riff”は、この単語が一般的なものとして広まるきっかけとなった。
 
語源は正確には不明であるが、いくつかの資料はリフとは“リズム音型(RHYthmic Figure)”や“リフレイン(REFrain)”の省略だと説明している。この語は[[コメディ]]にいても似た意味で使われ、その話題に対して即座に出される早口の意味である。Thus riffing on a melody or progression as one would riff on a subject by extending a singular thought, idea or inspiration into a bit, or routine.
 
== 解説 ==
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[[ハードロック]]以降はギターの音に歪み([[ディストーション (音響機器)|ディストーション]])がかかっていることもあり、多弦を用いた[[和音|コード]]よりも5度コードなどの1~3本の弦を用いたものが好まれたため多くのリフが曲の顔として生み出された。[[ヘヴィメタル]]以降はさらに複雑なものも多い。
 
リフの効用としては、繰り返し聴かせることにより、その曲の印象を強く根付かせ親しみやすくさせる。また、そのリフを聴けば曲をすぐ認識することが出来でき、楽曲を形作るうえでの重要な部分であるといえる。
 
=== 関連概念 ===
リフは、[[フィル]]――旋律の合間に奏でられる短いパッセージ――に組み込まれることもある。関連概念であるリックとは、リフもまた繰り返されるコード進行を含むが、リックはコード進行よりも単音の旋律線と結びつくのが通例であるという点で異なる。リフ同様、リックも曲を通した基礎になり得る。もし[[フック]]の定義“楽曲を訴求力のあるものとし、目立たせる事の出来る音楽のアイディア、パッセージまたはフレーズ”、“リスナーの耳を捕らえる”を満たすのならリフはフックにもなり得る。
 
リフ、リックのどちらの語も[[クラシック音楽|クラシック]]の領域で用いられることい。クラシック作品にける、楽曲の基礎となる独立フレーズを指す場合は、代わりにオスティナートまたはシンプル・フレーズの語が用いられる。現代ジャズの作曲家たちもまた、リフやリックのようなオスティナートを[[モード・ジャズ]]や[[ラテン・ジャズ]]の中で使用している。
 
{{デフォルトソート:りふ}}