「カライム語」の版間の差分

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Infoboxを追加。系統的に近いとされる言語を提示。一部内容はひとまずカライ派に転記致しました。参考・関連文献、外部リンク追加。スタブ化。DEFAULTSORT適用。
Infoboxの民族欄を追加。/ WP:LEADPARAGRAPHを読む限りでは項目名の同義語以外を強調表示にしても良いか否か明言はございませんが、避けておいた方が無難と思われます。
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| region = [[トラカイ]]および他の地域
| speakers = リトアニアに50人、ウクライナに6人(Salminen 2007)<ref name="eth">Lewis ''et al.'' (2015).</ref>
| ethnicity = [[カライム人]]{{enlink|Karaimai||lt|a=on}}
| familycolor= アルタイ
| fam1 = [[テュルク諸語]]
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}}
 
'''カライム語'''(Karaim)とは、[[ヘブライ語]]の影響下に成立した、'''北西語群'''に属する[[テュルク諸語]]の一つである。Lewis ''et al.'' (2015) とHammarström (2016) とでは下位分類の内訳に違いが見られるが、[[カラチャイ・バルカル語]]、[[クムク語]]、[[クリムチャク語]]の3言語と近い関係にあるとされている点は共通している。ヘブライ語の影響下に成立した[[ドイツ語]]の一種である[[イディッシュ語]]や、ヘブライ語の影響下に成立した[[スペイン語]]の一種である[[ラディーノ語]]の、いわばトルコ語版である。カライム語は[[リトアニア]]や[[クリミア]]や[[ウクライナ]]の[[カライ派]][[ユダヤ教徒]]({{仮リンク|クリミア・カライム人|ru|Караимы (народ)|en|Crimean Karaites}})が話す言語だが、現存する話者は非常に少ない。クリミアのカライム語話者はユダヤ教に改宗したとされる[[ハザール]]の末裔である、とする議論があるが、未だ定説には至っていない<ref>クリミアのカライ派の歴史は12世紀後半に遡るという『テュルクを知るための61章』小松久男 編著、明石書店、2016年刊( http://www.akashi.co.jp/book/b244171.html) p54</ref>。
 
カライム語のリトアニア方言は、主に[[トラカイ]](別名トロキ)の小さなユダヤ教徒コミュニティで話されている。トラカイは本来リトアニアの[[首都]]であった。この町のユダヤ教徒は、[[1397年]]から[[1398年]]にかけて、[[ヴィタウタス]]大公によって城の防衛のために連れて来られた歴史がある。この町ではカライム語を観光の目玉として公的に支援しているため、カライム語が生き残る可能性が期待されている。