「カフェ」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
丸の内一丁目にあるビストロドゥーブルの画像を追加しました
RJANKA (会話 | 投稿記録)
29行目:
:[[ロンドン]]では17世紀後半から[[コーヒー・ハウス]]が流行した。こちらの方がパリのカフェよりも歴史は古いが、後には[[パブ]]に取って代わられた。
;パリ
:現存するフランス最古のカフェ({{lang|fr|café}})がパリの[[カフェ・プロコップ]]で1686年の創業。18世紀に入るころには300軒ほどのカフェがあり、フランス革命前には700軒ほどになっていたという。[[ジャン=ジャック・ルソー|ルソー]]、[[ドゥニ・ディドロ|ディドロ]]といった思想家のほか革命家や政治家もカフェに集まり、議論を行ったり、密議をこらす場面が見られた。カフェはフランス人の生活に根付いており、[[ポール・ヴェルレーヌ|ヴェルレーヌ]]や[[アルチュール・ランボー|ランボー]]、[[ステファヌ・マラルメ|マラルメ]]、[[パブロ・ピカソ|ピカソ]]などの文化人、芸術家が出入りしたドゥ・マゴ・パリ([[:fr:Les Deux Magots|fr]])も有名。
 
:路上に椅子やテーブルを置く開放された営業スタイルを始めたカフェは1856年の「カフェ・エルデール」が最初である。この営業慣習は[[フランス第三共和政|第三共和政]]の頃に一般的になったが、「メゾン・ドレ」のような[[ブルヴァール]]に面したカフェは庶民や一見客用の表口とは別に、上流階級用の個室への裏口が設けられていた<ref>[[北山晴一]]『おしゃれの社会史』<朝日選書> 朝日新聞社 1991年 ISBN 4022595183 pp.206-215.</ref>。