「Α-アマニチン」の版間の差分
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== 毒性 ==
アマトキシン類は熱に対して安定であり、一般的な加熱調理程度では分解されない。この毒素は遅効性を持ち、症状が現れた際には摂取した毒素の大部分が生体内に吸収されているために対処が困難になる点が危険である。生体内に取り込まれたα-アマニチンは[[RNAポリメラーゼ|RNAポリメラーゼII]]に結合し、[[タンパク質]]の合成に必要な[[伝令RNA|mRNA]]の合成反応を阻害することで[[組織 (生物学)|細胞組織]]を壊死させる。なお、この毒素に対する解毒剤は存在しない。
摂取から10時間以内に報告される症状はほとんどなく、重大な症状が発現するまでに摂取後24時間が経過することもしばしばである。[[胃洗浄]]は症状が現れてからでは効果が無いため、不意に摂取してしまった場合の対処が困難である。対処が遅れることで致命的な症状([[多臓器不全]])へ移行する。
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