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'''ダイティヤ'''('''Daitya''')は、[[インド神話]]に登場する[[アスラ]]の一族。「[[ディティ]]の息子たち」という意味で、主に[[カシュヤパ]]仙とその妻の1人[[ディティ]]との間に生まれた子供たち、あるいはその家系に属する一族を指す。
 
神話上での神々([[デーヴァ]])の敵対者が、しばしばこの一族に属している。ディティの子[[ヒラニヤークシャ]]、[[ヒラニヤカシプ]]や、その子孫にあたる[[マハーバリ]]は[[ヴィシュヌ]]神の化身([[アヴァターラ]])に倒された。他にも[[ティロッタマー]]が原因で死闘を繰り広げた[[スンダ]]、[[ウパスンダ]]兄弟王もダイティヤ族の末裔とされる。
 
ただし、[[デーヴァ]]である[[シヴァ]]・[[スカンダ]]親子と共闘する[[バーナースラ]]や、ヴィシュヌを篤く信仰する[[プラフラーダ]]などもダイティヤ族とされ、すべてのダイティヤ族がデーヴァと敵対しているわけではない。