「ワイン」の版間の差分

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:主に[[無色]]に近い[[色調]]から(時に緑がかった)黄色みを帯びたワインを白ワインと呼ぶ。白ブドウなど主に色の薄い果皮のブドウを原料とし、発酵には[[果汁]]のみを使用する。酸味の強い物は、一般的に魚料理に合うとされる。白ワインは、料理と合わせる辛口からデザートワインにする極甘口まで甘さに幅がある。
;[[赤ワイン]]
:透き通った赤や濃い紫、あるいは赤褐色のワインを赤ワインと呼ぶ。一般に白ワインよりも渋みの成分である[[タンニン]]を多く含み長期保存が可能である。主として黒ブドウや赤ブドウを原料とし、[[果実]]を丸ごと[[#アルコール発酵|アルコール発酵]]させる。この発酵の過程で、[[果皮]]に含まれる色素やタンニンが抽出される。[[乳酸#乳酸菌|マロラクティック発酵]]により減酸が行われることも多い。濃厚な風味のものは一般的に肉料理に合うとされる。また冷やすと香りの成分が揮発しにくなったり苦味が増すので、冷やさないのが普通である。一般的に赤ワインには辛口しかなく、コクとタンニンにより、ライトボディーからフルボディーといった分類がなされる。白ワインと違い、飲む人の体質とワインの銘柄との相性により激烈な[[頭痛]]を起こすことがある。その原因は[[チラミン]]や[[ヒスタミン]]の多さにあるとも言われているが、ヒスタミンの含有量は、他の発酵食品と比較して多くはない<ref>[http://www.tokyo-eiken.go.jp/issue/journal/2004/abs01-1.html 発酵食品に含まれるアミン類] 東京都健康安全研究センター 研究年報  2004 年 和文要旨</ref>。また、[[フラボノイド]]類により喘息の重症化とは有意な逆の相関関係が示されている<ref>{{Cite journal|和書|author=田中敏郎 |author2=平野亨 |author3=比嘉慎二 |author4=有光潤介 |author5=河合麻理 |title=アレルギーとフラボノイド |date=2006 |publisher=日本補完代替医療学会 |journal=日本補完代替医療学会誌 |volume=3 |number=1 |naid=130000079399 |doi=10.1625/jcam.3.1 |pages=1-8 |ref=harv}}</ref>。
;[[ロゼワイン]]
:ロゼ (''rosé'') とは[[フランス語]]で「ピンク色」を意味し、時にピンク・ワインとも呼ばれる赤みを帯びた淡い色調のワインを指す。製法には、果皮の色の薄いブドウを赤ワインのように醸造する方法や、赤ワインと同じブドウを白ワインのように醸造する方法、赤と白の双方のブドウによる混醸、赤ワインの醸造途上で色の素である果皮を取り除く、などがあり、味わいも様々である。中には赤ワインと白ワインを混合したものや白ワインに着色しただけの製品もある。