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[[1990年代]]になると、地球環境の保全を訴える声が以前にもまして強まったことをきっかけとして、時計業界では自発光物質を使った塗料の使用が世界中で中止された。
 
1993年には日本で、[[根特殊化学]]が放射性物質を含まない蓄光性夜光顔料を開発した。アルミン酸ストロンチウム蛍光体による「N夜光(ルミノーバ)」と呼ばれるもので、従来の[[硫化亜鉛]]系蛍光体よりも残光輝度が10倍高く、残光時間もまた10倍長い<ref>村山義彦. "新蓄光性材料." Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan 8.291 (2001): 160-165.</ref><ref>村山義彦. "新しい蓄光性材料の進展." Journal of the Society of Inorganic Materials, Japan 11.313 (2004): 439-443.</ref>。以後の時計のダイヤルには蓄光物質のみを使った夜光塗料(蓄光塗料)や、自発光物質([[トリチウム]])を小型ガラスチューブに封入したものが使用されている。
 
:;夜光塗料の材料