「黄金の林檎」の版間の差分

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[[ゼウス]]が開いた[[ペーレウス]]と[[テティス]]の結婚の祝宴に招かれなかった争いの女神[[エリス (ギリシア神話)|エリス]]は、宴に乗り込むと黄金の林檎を式場に投げ入れた(あるいは転がし入れた)。黄金の林檎には「 καλλίστῃ (最も美しい女神に)」と書かれてあった。3人の女神、すなわち[[ヘーラー]]、[[アテーナー]]、[[アプロディーテー]]が林檎を要求した。
 
ゼウスは、人類で最も美しい男[[トロイ|トロイア]]の[[パリス]]を思い出し、間もなく雄牛の審査会が行われ、そこでパリスが審判をすることに気付いた。ゼウスは、雄牛に姿を変えた[[アレース]]を遣わした<!--which was one of his symbols."his"はゼウス?アレース?-->。アレースは、ゼウスに命じられたこのこっけいな義務を受け入れた。神たるアレースはどこから見ても完璧であり、結果、金の月桂冠を勝ち取る。ゼウスはパリスが公正公平な審判をすると知っており、パリスに判断させようと考えたのである。
 
彼は林檎を[[ヘルメース]]に持たせ、パリスにそれを届けて、女神たちが彼の判断を議論抜きに受け入れることを伝えよと命じた。女神たちはパリスのもとに現れ、それぞれ林檎を得るための賄賂としてパリスに贈り物を約束した。
 
最初のヘーラーは、彼を有名で力「アシアある王にしようと言った。次君主座」を、アテーナーは、神を上回「戦いにおけほど勝利」をパリスを賢くしようと約束した。最後のアプロディーテーは、この世で最も美しい女、すなわち[[トロイ|トロイア]]の[[ヘレネー]](この時点では[[スパルタ]]の王妃)を妻に与えようと約束した。パリスはアプロディーテーを選び、ここからついには[[トロイア戦争]]の勃発に至るのである。
 
パリスはすぐに兄弟と、[[ヘレネー]]と[[メネラーオス]]の結婚を祝うために出かけた。彼らはそこで夜を迎え、メネラーオスは[[アガメムノン]]に呼び出されると、ヘレネーとパリスだけが残された。このとき二人は愛を交わし、ヘレネーはメネラーオスを捨ててパリスとともにトロイへ向かった。ここからトロイア戦争が始まった。
 
岡田日出子の児童書「[[にゃんたん|なぞなぞ金のりんご にゃんたんのゲームブック]]」はこの伝説を下敷きに作られており<ref>同作のプロローグではこの伝説が子ども向けの簡単な文で解説されている。</ref>,「エリスが投げ込んだ林檎を3つ持ってくること」を最終目的として話が展開されている。
 
== 北欧神話 ==