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'''山田　利彦'''（やまだ　としひこ、[[1970年]][[4月16日]] - ）は[[日本]]の[[柔道家]]。現役時代は95kg超級の選手。現役時代は身長183cm。体重125kg(現役時<ref name="名鑑">｢平成2年度後期男女強化選手名鑑｣[[近代)柔道]]　[[ベースボールマガジン社]]、1991年2月号　62項</ref>。[[了徳寺大学]]教授<ref>[http://www.ryotokuji-u.ac.jp/teachers/kyouyou/yamada.php　教員紹介　山田 利彦]</ref>。また、[[学校法人了徳寺学園|了徳寺学園]]の柔道部監督も務めている<ref name="yamada">[http://www.ryotokuji.ac.jp/judo/yamada.htm 山田利彦監督:了徳寺学園柔道部]</ref>。

[[岡山県]]出身。[[東海大学付属相模高等学校・中等部|東海大相模高校]]時代には団体戦で活躍して、1年と2年の時に[[全国高等学校柔道選手権大会|全国高校選手権]]で3位、[[金鷲旗全国高等学校柔道大会|金鷲旗]]では2年と3年の時に2位、[[全国高等学校総合体育大会柔道競技大会|インターハイ]]は1年と3年の時に3位、2年の時に2位となったものの、全国優勝までには至らなかった。しかし、インターハイ個人戦の重量級では3年の時に優勝している<ref name="近代柔道">｢高校生たちの夏　1988｣[[近代柔道]]　[[ベースボールマガジン社]]、1988年9月号　6項</ref>。さらに、[[全日本ジュニア柔道体重別選手権大会|新人体重別]]でも優勝を果たした<ref name="junior">[http://www.judo-ch.jp/result/aj_junior/　全日本ジュニア柔道体重別選手権大会]</ref>。

[[東海大学]]に進学すると、1年と2年の時に[[全日本学生柔道優勝大会|優勝大会]]で優勝した<ref name="yusho">[http://www.judo-ch.jp/result/student/　全日本学生柔道優勝大会]</ref>。また、1年の時には早くも[[全日本柔道選手権大会|全日本選手権]]に出場を果たすものの、初戦で[[綜合警備保障]]の[[金野潤]]に敗れた。3年の時には優勝大会で2位にとどまるが、[[グランプリ・デュッセルドルフ|ドイツ国際]]では3位となった<ref name="yusho"/>。4年の時には全日本選手権の準々決勝で[[日本中央競馬会|JRA]]の[[小川直也]]に[[内股]]で敗れて5位だった。[[全日本選抜柔道体重別選手権大会|選抜体重別]]では決勝まで進むも、[[天理大学]]の[[養父直人]]に[[払腰]]で敗れた。優勝大会では前年に続いて2位だった<ref name="weight">[http://www.judo-ch.jp/result/ajsc/　全日本選抜柔道体重別選手権大会]</ref>。

1993年にはフジ&トライオーシャン所属となると、[[講道館杯全日本柔道体重別選手権大会|講道館杯]]では決勝で東洋水産の[[関根英之]]に敗れた<ref name="kodokan">[http://www.judo-ch.jp/result/koudou/　講道館杯全日本柔道体重別選手権大会]</ref>。1994年の講道館杯では3位だった<ref name="kodokan"/>。

その後引退すると、1997年にはトルコのナショナルチームにコーチとして出向き、[[シドニーオリンピック]]66kg級金メダリストの[[ヒュセイン・オズカン]]や、[[2001年世界柔道選手権大会|ミュンヘン世界選手権]]100kg超級銀メダリストの[[セリム・タタログル]]などの指導にあたった<ref>[http://www.ryotokuji.ac.jp/judo/yamada.htm 山田利彦監督:了徳寺学園柔道部]</ref>。続いて[[カリフォルニア州立大学|サンノゼ州立大学]]の柔道部コーチも務めた。2002年からは了徳寺学園の柔道部監督に就任した<ref name="yamada"/>。2015年3月には全柔連の強化委員会において、2月の[[グランプリ・デュッセルドルフ]]に出場する予定だったものの、市販の風邪薬を服用したことで[[ドーピング]]違反に抵触する可能性が出たために大会を欠場した了徳寺学園職員の[[緒方亜香里]]の件に関連して、注意処分が科された<ref>[http://mainichi.jp/sponichi/news/20150306spn00m050006000c.html　柔道:ドーピング問題大甘処分　緒方＆田知本、実質上“おとがめなし”]　[[毎日新聞]]　2015年3月6日</ref>。2016年9月には新たに全日本の強化副委員長に就任した。任期は2020年の[[2020年夏季オリンピック|東京オリンピック]]までとなる<ref>[http://www.nikkei.com/article/DGXLSSXK31028_U6A910C1000000/　全柔連、強化委員長に金野氏　女子監督に増地氏]　[[日本経済新聞]]　2016年9月14日</ref>。