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1979年、欧州諸共同体([[欧州諸共同体|EC]])が出した『対日経済戦略報告書』の中で、日本人の住居が「rabbit hutch」(うさぎ小屋)と表現されたことから、「日本の住居は、欧米に比べて狭小」という意味で広まった。だが、原文はフランス語の「cage a lapins」で、これはフランスでは集合住宅を指し、「画一的な」という意味がある。この言葉を英訳するときに誤って「狭い」という意味で「rabbit hutch」(うさぎ小屋)を当てたことで、「日本の住居は狭い」という誤解が広まったとする説がある。
 
実際には、住宅産業新聞社「住宅経済データ集」によると、持ち家・借家を合わせた一戸あたり床面積の国際比較では、日本は95[[平方メートル|平米]]であり、[[アメリカ合衆国|米国]](148平米)より狭いものの、[[フランス共和国|フランス]](99平米)、[[ドイツ連邦|ドイツ]](95平米)とは余り変わらず、[[イギリス|英国]](87平米)よりは広い。また、別のソースでは日本(94.85平米)は、同様の国際比較で世界第5位に位置し、1位の米国(162平米)などより狭いものの、フランス(7位 90平米)、英国(8位 87平米)より広い<ref>『日本は世界で第何位?』(岡崎大五著・新潮新書)</ref>。日本の住宅面積を客観的に言い表すならば、よくいわれる「欧米より狭い」ではなく、「アメリカよりは狭く、欧州主要国と同程度」となる。
 
==小屋と風習==