「ヘタイロイ」の版間の差分

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当時のマケドニアの歩兵戦力はギリシアのそれより優れていたため、誤解を誘う冗長な部分を削除。
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'''ヘタイロイ'''({{lang|grc|Εταίροι}})は[[古代ギリシャ]]時代の[[マケドニア]]において、封建領主からなる[[重騎兵|重装騎兵]]の集団のことを言う。また、軍法会議などにおいては王に近い側近を指しても使用された。原義は古代ギリシャ語で「王の友」(ないし単に「仲間」「友」)の意。
 
ギリシャに比べ、その北方のマケドニアや[[トラキア]]は[[遊牧民]]の影響を強く受けており、軍隊においてもギリシャと比較して歩兵、特に重装歩兵よりも騎兵が強力な戦力であり、質・量の両面でギリシャよりも優れていたという。[[アレクサンドロス3世|アレクサンドロス大王]]の遠征では、[[鉄床戦術]]を行う為に、[[ホプリタイ]]による[[ファランクス]]とともに主要な戦力として活躍した。
 
装備は皮革製の胸当て、[[籠手]]、脛当てと青銅製の[[兜]]。[[盾]]は持たず、代わりに当時の騎馬戦用としては長大な、歩兵用よりやや短めの[[サリッサ]]を持ち、これで敵に突撃し、近距離での白兵戦では剣も使用した。また、兜は視野を広く取るために、同時期のギリシャ文化圏の兜のように頭部全体を覆う防御面で秀でたものでなく、より簡略化された兜をもっぱら被っていた。従って、防御面ではいささか頼りなかった。