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=== 死刑囚とその関係者 ===
; 渡瀬満
: 死刑囚。本作のもう一人の主人公。1981年[[8月15日]]生まれ。及川と同い年で、少年時代に及川と同じチームで野球をしており、及川の憧れの人だった。将来はプロ野球選手になることが確実視されていたが、中学3年の時に強盗に入った田尻勝男に両親を殺され、自身も右肩を刺されて野球の出来ない身体となった。その後は9歳年下の妹・小春と共に施設に預けられた。田尻の死刑を待ち望んでいたが、村雨が心神喪失を訴えて有期懲役刑となり、その後は田尻に復讐を果たすため工場で働きながら腕を鍛え、10年後、田尻が元妻の実家にやってくる事を知った渡瀬は待ち伏せし、田尻を日本刀で斬殺し、この際有歌も巻き添えになった。1年逃亡の末に警察に出頭し、裁判では当初、田尻が娘を抱えていたことを認識していなかったと供述、世論の同情もあり[[情状酌量]]が認められる寸前まで裁判を進めるも、田尻達男から小春を守るために、娘が一緒にいることを分かっていて殺害したと証言を翻したため死刑判決が下り、村雨に説得されるも本人の希望で控訴をしなかったため死刑が確定した。<ref>一人は[[過失致死罪|過失致死]]でありこれで死刑になることは本来はない。</ref><ref>これ自体が村雨の信用を無くすための作戦であった。</ref>妹を守るために死刑になったものの死の恐怖に怯え(後述のように田尻達夫が亡くなった際には[[再審]]請求をしようとした)、また、前園有歌を巻き添えにしたことは後悔する一方で田尻勝男を殺害したことについては「やって良かった」と考えていたが、及川と接するうちに罪を反省し死刑を受け入れ、刑務官のことを「先生」と呼ぶようになった(及川のことは親友のため心を開いた後は「直樹」と呼ぶようになった)。「もし生まれ変わったらまた直樹と野球がしたい」と言い残し、及川も携わって(死刑執行ボタンを押す)死刑が執行された。
; 深堀圭造
: 死刑囚。[[鶯谷]]事件の主犯。小学生時代に川で溺れかけた山本を助けたことをきっかけに、性格が正反対(ガキ大将の深堀と優等生の山本)である山本と親友になった。深堀は[[少年院]]への出入りを繰り返し、どこに勤めても長続きしなかったが、深堀に恩義を感じていた山本が上司に頼み込み、山本と同じ鶯谷運送の社員になった。しかしその後、社長は山本の恋人で同僚の貴子を自分のものにするために、合理化を口実に山本を解雇し、友人であった深堀も巻き添えになった。深堀は解雇されたことに腹を立てて山本の家でやけ酒していたところ、山本の家に掛かってきた電話から社長に虐げられて助けを求める貴子の声が耳に入ったため激昂し、社長を殺害することを決意し、山本の家から包丁を持ち出して山本と共に会社へ向かった。会社到着後、当初は社長を殴るに留まっていたが、止めに入った社員に投げ飛ばされ、更に激昂して社員3人を刺殺した。その後山本が社長を殺害し、現場にいた者で生きている者は深堀と山本になったため、山本は「お前のおかげで自身、妻、及川の命が救われた」と深堀の身代わりに死刑になると決意、山本と口裏を合わせ、山本が3人を殺害して自身は1人を殺害したことにし、山本は死刑、自身は懲役12年となった。しかし、仮出所後、娘に会うのを拒否され、立腹していたところ通行人と肩がぶつかり、激昂して3人を次々に殺害し、死刑判決が下った。及川に対し山本のことを「あんなお人好しは見たことが無い。世界一の大馬鹿野郎だ」と笑った。