「推進運転」の版間の差分

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鉄道の運転においては、遠隔操縦による運転、[[自動列車運転装置|自動運転]]を除けば、列車は進行方向最前部の車両の前頭で操縦することが法令で義務づけられている<ref>日本では、[[鉄道に関する技術上の基準を定める省令]]第102条、[[軌道運転規則]]第47条。</ref>。
 
[[機関車]]牽引列車を[[鉄道駅|駅]]で折り返す際、機関車付け替えを省略する場合は推進運転が行われる。この場合、進行方向最前部に運転資格者等を乗車させて前方監視・信号確認等を行い、ブレーキの制御も可能とするような方法がとられる。
 
ワシントン山鉄道を始めとする[[登山鉄道]]では、山麓側を機関車とする列車編成方法がしばしば見られる。[[大井川鐵道井川線]]では山頂側(機関車と反対側)に[[制御車]]が連結され、勾配を登る井川方面行き列車ではこの制御車から機関車を制御して推進運転が行われる。また[[嵯峨野観光鉄道嵯峨野観光線]]では始終端駅に着回し線が設けられていないため、機関車が最後尾となるトロッコ亀岡行きは推進運転となる。制御車を先頭とした運転形態を一般的に「'''ペンデルツーク'''」と呼称する。「[[動力集中方式#プッシュプル方式]]」を参照。