「速度違反自動取締装置」の版間の差分

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: 道路下5cmの所に、6.9mの間隔を空けて3個のループコイルが埋め込まれている。車両は金属製であるため、車両がループコイルに接近すると、ループコイルの[[インダクタンス]]が変化する。これを利用して、車両の通過時間と距離 (6.9m) から速度を計算する。ループコイル3つで2回の測定を行い、その結果に大きな差がある場合などは異常として撮影は行われない。レーダー式の電波を検出するタイプの探知機には発見されない。雪に弱く(積雪が磁気遮蔽となり、車両の通過を検出できない)、積雪地域ではあまり見られない。なお、撮影装置はレーダー式と同様であり、撮影地点には白線や路面の切り欠き溝、あるいは逆三角の金属プレートがはめ込まれていることが多い。ループコイルは車両の重量によって舗装とともに損傷を受けるため、定期的な交換が必要になる。最近は[[首都高速道路]]を中心にデジタルカメラ化されており、写真フィルム切れがなくなった。([[セルスター工業|ASSURA]]のレーダー探知機では首都高のデジタル化オービスはLHシステムと区別される。)
; Hシステム
: 最も多く設置されている取締機。「電子画像撮影・伝送方式」と呼ばれ、撮影装置内部に写真フィルムを装填するものではなく、デジタルカメラで撮影したデジタルデータを直ちに通信回線を通じて管理センターに伝送する。そのため従来型の欠点であった写真フィルム切れは基本的になくなった。
: 導入初期に[[阪神高速道路]]に多く設置されたことから、阪神高速の頭文字 ('''H'''ANSHIN EXPRESSWAY) を取って呼ばれている。[[1992年]]に登場した2代目(高速走行抑止システム)は、[[CCDイメージセンサ|CCD]]カメラ、赤外線ストロボ、通称「[[半片|はんぺん]]」と呼ばれる、白くて四角いレーダーが備えられている。
; LHシステム