「ゴースト/ニューヨークの幻」の版間の差分

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続いてカールの悪巧みを失敗させるため、サムは再びオダ=メイを訪ねる。本物の霊媒師となったことで自分の元に多くのゴーストが集まるも追い出している彼女だったが、直後にそこへ来たウィリーに襲われる。だが何とか命拾いしたオダ=メイをサムは銀行へ連れて行き、上手く口裏を合わせて彼女にカールが開設していた架空口座を解約させ、あの不正の400万ドルを[[小切手]]として引き出させることに成功。直後、偶然居合わせたモリーにその様子を目撃されながらも何とか2人はその場を後にした。大金を手にして喜ぶオダ=メイだったが、犯罪の汚い金だとサムに諭され、嫌々ながらもその400万ドルの小切手を慈善団体に寄付したのだった。
 
同じ頃、銀行ではカールが、例の架空口座が解約され麻薬組織に送金するつもりだった400万ドルが無くなったのを知り狼狽していた。このまま送金が出来なければ組織に殺されてしまうカールは青くなりながらモリーのアパートへと駆け込み、以前のオダ=メイとゴーストになったサムの件についてモリーに問い始めた。そして彼女から、オダ=メイが銀行で偽名<ref>カールが開設していた架空口座の、架空の名義人の名前。</ref>を使い口座を解約していたという話を聞いて例の金が無くなった理由を悟ったカールは、送金の時刻までにモリーのアパートへはまた来るつもりで、すぐさま金を取り戻すべくウィリーと共にオダ=メイらが住むアパートへ向かった。サムの呼びかけで、間一髪2人から逃れるオダ=メイとその姉妹。そしてカールとウィリーから見えないサムが物体を動かして[[ポルターガイスト現象|ポルターガイスト]]を起こし、ウィリーを恐怖の底へ突き落とした。パニックに陥りながら逃げ惑うウィリーはそのまま車道へ飛び出してしまい、走ってきた乗用車とバスに挟まれ死亡。彼もサムと同じくゴーストとなり、その事実を告げる自らが手にかけたサムの姿を再び目にした。それも束の間、周りから地獄の使者達が現れ、罪を犯したウィリーを捕えて地獄へ連れ去っったのであった。
 
オダ=メイはサムと共に再びモリーのアパートへ行くが、モリーはオダ=メイに詐欺師の前科があったのを知ったことで、彼女はペテン師だと思い込み再び信じようとしなくなっていた。オダ=メイがサムの死の真相を話してもモリーは耳を貸そうとはしない。しかし、以前のように彼女自身とサムだけしか知らないことをオダ=メイから話され、さらにサムがかつてモリーに与えていた「お守りの1セントコイン」を動かして示したことによりモリーはゴーストのサムの存在とオダ=メイの霊能力を心から信じた。そして全ての真相を知ったモリーは警察に通報し待機していたが、サムから「もう1度モリーに触れたい」という願いを聞いたオダ=メイは彼に自分の肉体を貸す。再び触れ合い、再会の一時を過ごすモリーとサム。