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海軍の外交的な機能に[[強制外交]]([[砲艦外交]])の支援がある。外国との交渉において、強力な軍艦を派遣しその武力を後ろ楯として交渉を有利に進めることは砲艦外交と呼ばれ、幕末アメリカの[[マシュー・ペリー|ペリー]]提督が軍艦を江戸湾に進入させて日本を開国させ外交関係を結んだ事件は、砲艦外交の成功例として有名である。また砲艦外交のような強制力を活用したものばかりではなく、「Show the Flag」など外交政策の実行にも運用することができる。
 
また外国に対する政治的な親善活動という機能もある。同盟国や友好国を訪問し、現地での親睦交流を行うことも海軍の重要な任務の一つである。また海軍軍人も一種の外交官として行動に配慮を要求され、その伝統を誇りにしている。また外国のみならず自国民に対しても、[[観艦式]]・体験航海の実施や[[博物館]]・[[資料館]]の運営などで、海軍への親近感と国防意識の涵養に努めている<ref group="注">砲艦外交、親善航海などでは、これら外交目的を満たすためかつてのようなそびえ立つ[[艦橋]]と天を衝く巨砲が造り出す軍艦の威容は、観る者に強い印象を与えた。しかし現代では、武装の[[ミサイル]]化や[[ステルス性]]の重視、[[軍事技術|電子兵器]]の発展で「[[軍艦行進曲|浮かべる城]]」とも例えられた威容は失われている。</ref>。
 
=== 軍事機能 ===
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河川海軍は組織として独立せず、海軍([[ロシア]]の[[カスピ海小艦隊]])や[[陸軍]]([[オーストリア]]、[[スイス]]など)の管轄下や、軍ではなく[[国家憲兵隊]]([[ブルンジ]])や[[国境警備隊]]に組み込まれている場合もある。
 
珍しい存在として[[ハンガリー]]の[[ハンガリー陸軍|陸軍]]河川部隊は、[[ドナウ川]]とその周辺河川・湖水において[[第二次世界大戦]]期に敷設された[[機雷]]の掃討を目的としている。また河川[[掃海艇]]を配備しており、河川哨戒も可能である。また[[ボリビア海軍]]は[[ボリビア]]が海岸部の領土を失ってからも、河川哨戒を担当する組織として存続(陸軍の管轄下)している<ref group="注">現在でも[[チチカカ湖]]上にペルーとの国境を有する。</ref>。
 
== 各国の海軍 ==
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== 脚注 ==
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<small><references /></small>
=== 出典注釈 ===
 
{{Reflist|group="注"}}
== 出典 ==
=== 出典 ===
<small><references group="出典" /></small>
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== 関連項目 ==