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{{出典の明記|date=2009年8月}}
 
'''治療指数'''(ちりょうしすう、{{lang-en|''Therapeutic Index''}})とは、ある治療薬における、治療効果を示す量と致死量の比較のことである。'''治療係数'''や'''治療可能比'''とすることもある。治療目的ではない使用においては'''安全係数'''と呼ぶ。
 
== 計算式 ==
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有効な治療指数はターゲッティング、つまり治療薬が効果を表す部位に集中することに影響を受ける。例えば[[悪性腫瘍]]の[[放射線療法]]においては、照射ビームをビーム方向像における腫瘍の形状や性質に厳密に合わせることで、毒性作用を増加することなく用量を増やすことができる、ただしビームの調節が治療指数を変化させるとはかぎらない。同様に、[[化学療法]]や放射線療法では、親腫瘍性化合物に治療薬を結合させ、有効性を増すことができる。神経内分泌腫瘍に対するタンパク質受容体放射性核種療法や、肝腫瘍と転移がんの治療に用いられる化学塞栓や放射性マイクロスフィアがその例に当たる。この方法により、標的組織に治療薬を集中させ他の組織内の濃度を低く保つ、そして薬効を高め、毒性を下げる。
 
== 脚注出典 ==
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=== 注釈 ===
{{Reflist|group="注"}}
=== 出典 ===
{{Reflist|2}}
 
== 関連項目 ==
* [[LD50|半数致死量]](LD<sub>50</sub>)
* [[EC50|半数効果濃度]](EC<sub>50</sub>)
* [[IC50|半数阻害濃度]](IC<sub>50</sub>)