「ゴースト/ニューヨークの幻」の版間の差分

削除された内容 追加された内容
73行目:
オダ=メイはサムと共に再びモリーのアパートへ行き、彼女にサムが殺された事件の真相とこのままでは命が危ないことを知らせようとするが、モリーはオダ=メイに詐欺師の前科があったのを知ったことで、彼女をペテン師だと思い込み再び信じようとしなくなっていた。しかし、以前のように彼女自身とサムだけしか知らないことをオダ=メイから話され、さらにサムがオダ=メイに出させた1セントコインをモリーの目の前で動かし、「お守り」として彼女に渡したことで、モリーはゴーストのサムの存在とオダ=メイの霊能力を心から信じた。そして全ての真相を知ったモリーは警察に通報し、オダ=メイと共に待機していたが、サムから「もう1度モリーに触れたい」という願いを聞いたオダ=メイは彼に自分の肉体を貸す。再び触れ合い、再会の一時を過ごすモリーとサム。
 
しかし、警察が到着するよりも早くカールがモリーのアパートに来てしまう。急いで屋根裏へ逃げるモリーとオダ=メイをカールは追い掛け、拳銃を突付けながら金の小切手を返すよう詰め寄るが、再び姿の見えないゴーストのサムに反撃され逆に逃げ惑う。そしてカールは天井から吊るされていた工事用のワイヤーフックを投げつけて部屋の窓から逃げようとするが、揺れて戻ってきたワイヤーのフックが頭上の窓ガラスを叩き割り、残っていた窓枠のガラスが落下して彼の胸に突き刺さった。そのまま絶命しゴーストとなったカールもウィリーと同様、束の間ではあるがサムと再会し、罪に手を染めていたため地獄の使者達にさらわれていった。
 
サムの心残りだったモリーへの危険が無くなったことで、サムの元に天国からの迎えが訪れる。その光がサムを照らし、遂にモリーはゴーストのサムの姿を見ることが出来た。サムはモリーに初めて「愛している」と告げ、彼女もサムがいつも口にしていた「Ditto(同じく)」と答えた。サムは、感動の涙を流すモリーと彼を惜しむオダ=メイに別れを告げ、天国へと旅立ってゆくのだった。