「ラーン川」の版間の差分
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ノルトライン=ヴェストファーレン州南東部、ヘッセン州との州境付近の[[ロタール山地]]南東部にあるロタールシュタイク(有名なトレッキングコース)沿いのネトフェンという町、そのラーンホフと呼ばれる地域にあるラーンコプフという標高612mの斜面にラーン川の水源地はある。川はまず東に向かい、[[グラーデンバッハ山地]]の北部をカルデルンまで至り(上部ラーン渓谷)、ヴェトシャフト盆地の南縁を形作る。
[[Image:Image-Lahn bei Buchenau 2.jpg|200px|right|thumb|ヴィーデンコプフとケルベの間、ブーヒェナウを流れるラーン川]]
ケルベで、[[フォーゲルスベルク山地]]から流れ下った[[オーム川]]と合流する。ここから流れは南に向きを変え、マールブルク=ギーセン・ラーン渓谷となる。ここで川は一時、
ヴェッツラー以降、渓谷は徐々に狭くなり、ロインからヴァイルブルガー・ラーンタール山地に入る。この山地の上流部分である、レーンベルク山地区は、有名なゼルター鉱泉をはじめ、鉱泉が存在する。その下流で川は南に向きを変え、谷底状の緩やかな起伏の地形を流れてゆく。川はヴァイルブルクの町で大きく湾曲しており、ドイツでも類を見ない舟のためのトンネルが掘られている。その後、ホッホタウヌスから流れてきた[[ヴァイル川]]がラーン川に合流する。アウメナウ付近で進路を再び西に向け、自らがえぐった深さ50mほどの肥沃なリムブルク盆地の底を流れる。ここで2つの支流タウヌスに端を発したエムスバッハ川とヴェスターヴァルトに源流を持つエルプバッハ川とがラーン川に合流する。この付近で[[デヴォン紀]]の石灰の岩盤(ラーンマーモル:ラーンの大理石)が現れ、リムブルク・アン・デア・ラーンの[[大聖堂]]は、この大理石によって飾られている。またこの辺りから谷は広さを増す。ディーツで南から流れてくるアール川を容れ、ファッヒンゲン付近の盆地やシーファー山地を200mもの深さに刻み込んだ下部ラーン渓谷を下る。
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