「ライサンダー・スプーナー」の版間の差分

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== 晩年 ==
スプーナーは社会主義者の[[第一インターナショナル]]のメンバーになった<ref>George Woodcock. Anarchism: a history of anarchist ideas and movements (1962). pg. 459.</ref>。レコンストラクションに続く時代も広範に著作活動を続け、『自然法すなわち、公正の科学』や『陪審員による裁判』を出版した。『陪審員による裁判』の中では、陪審員による法の無視の原則を弁護した。自由社会の陪審員は訴訟の事実を裁定する権限があるだけでなく、「その訴訟が争われる法の合法性」を判断する権限もある、このことで、有罪であると問われている法が違法であると見なせば、陪審員は有罪とすることを拒否できることになると論じた。[[ベンジャミン・タッカー]]の無政府主義雑誌「リバティ」と密接に関わるようになり、同誌に連載で後期の作品を掲載した。また当時起こっていた諸事情について幾つかの論説も書いた<ref>[http://uncletaz.com/liberty/spooner.html Lysander Spooner, Tucker & Liberty]</ref>。「ほとんど全ての財産は資本とそれを現実化する者ではない他人の労働から生まれる。実際に、かれがたかった資本と他人の労働を除いてだ」と記していた<ref>quoted in Martin, James J. ''Men Against the State'', p. 173f</ref>。
 
スプーナーは、1887年5月14日、ボストン市マートル通り109の自宅で無くなった。79歳だった<ref>[http://www.lysanderspooner.org/OBIT.htm One of the Old Guard of Abolition Heroes, Dies in His Eightieth Year After a Fortnight's Illness]</ref>。ベンジャミン・タッカーがその葬儀を手配し、「我々の[[ネストール]](賢明な老人)が奪われた」と題する「哀悼記事」を書き、「リバティ」5月28日号に掲載された。それには「ライサンダー・スプーナーという名前はこれより人々に記憶される」と記されていた<ref>McElroy, Wendy, [http://www.fff.org/freedom/fd0511d.pdf Lysander Spooner, Part 2]</ref>。
 
== スプーナーの及ぼした影響 ==
スプーナーの影響力はその生涯で表した幅広い話題に及んでいる。今日では主に奴隷制度廃止の活動と郵便事業独占に対する挑戦で記憶されており、特に後者は郵便料金を著しく下げることになった<ref>Krohn, Raymond James, [http://mises.org/journals/jls/21_2/21_2_3.pdf The Limits of Jacksonian Liberalism: Individualism, Dissent, and the Gospel of Andrew According to Lysander Spooner], ''Journal of Libertarian Studies'', Volume 21, No. 2 (Summer 2007), pg. 46-47</ref>。スプーナーの著作はアメリカ合衆国のリバタリアンの左右双方の政治理論発展に貢献しており、「ランパート・ジャーナル」<ref>"A Letter to Thomas F. Bayard," in ''Rampart Journal'' Vol. 1, No. 1 (Spring 1965), "No Treason: The Constitution of No Authority," with an introduction by James J. Martin, in ''Rampart Journal'' Vol. 1, No. 3 (Fall 1965).</ref>や、「左と右:リバタリアン思想の雑誌」<ref>[http://mises.org/journals/lar/pdfs/3_1/3_1_7.pdf ''Natural Law, Or the Science of Justice''], reprinted in ''Left and Right: A Journal of Libertarian Thought'' (Winter 1967)</ref>など初期右派リバタリアン雑誌に再掲されることが多かった。その著作は[[オーストリア学派]]の経済学者[[マレー・ロスバード]]や、右派リバタリアン法学者、法理論家の[[ランディ・バーネット]]にも大きな影響を与えた。
 
2004年1月、オンライン書店の「レッセフェール・ブックス」が、自由文学を推進した者に贈るライサンダー・スプーナー賞を創設した。この賞は自由文学に貢献した者に毎月贈られ、さらに年間で自由に関する最高の著作の著者に年間賞が贈られる。年間賞では1,500米ドルも贈られる。これとは逆に、[[リバタリアン社会主義]]の提唱者、[[左派リバタリアニズム|左派リバタリアン]]全体や[[市場社会主義]]では、スプーナーが[[賃労働]]に反対したことを引用している<ref>[http://mutualist.org/id45.html Libertarian Property and Privatization: An Alternative Paradigm]</ref>。
* [http://www.mises.org/rothbardintros/spooner.asp Lysander Spooner: Libertarian Pietist] by Murray Rothbard.
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