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最新(2016年12月発表)のIUCNレッドリストのデータを反映、カテゴリー追加
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{{Conservation status}}
[[ファイル:Status iucn3.1 NT.svg|thumb|left|180px|IUCNにおける準絶滅危惧]]
'''準絶滅危惧'''(じゅんぜつめつきぐ、Near threatened, '''NT''')とは、[[IUCN]]の[[レッドリスト]]などで定められている[[保全状況]]の一つ。ある生物種(または亜種以下の分類群)の生息状況を評価した結果、すぐに[[絶滅]]する危険性は小さいが、将来的に絶滅する危険性があると判断された種が準絶滅危惧としてカテゴライズされる。そのためIUCNでは、準絶滅危惧として認定評価された種の保全状況については、頻繁に、あるいは定期的に再評価を行うことが重要であるとしている。
 
なお、公益財団法人[[世界自然保護基金]]ジャパンは、Near threatenedの訳語を「近危急種」としている<ref>[http://www.wwf.or.jp/activities/wildlife/cat1014/cat1085/ WWF-Japan]</ref>。
 
[[20112017年]]現在、IUCNレッドリストでは5,736分類群が準絶滅危惧に指定と評価されている分類群は3968ある<ref name="IUCN">IUCN 2011[http://www.iucnredlist.org/search/link/58482359-941d407c IUCN Red List of ThreatenedNear threatened Species. Version(IUCN 2011.1.Red <www.iucnredlist.org>. Downloaded on 23List July 2011.2016-3)](2017年1月11日閲覧)</ref>。うち動物が27213,865分類群、植物が12471,867分類群、菌類が4分類群である<ref name="IUCN"/>。また2001年以前のIUCNレッドリストで指定されていたカテゴリーである[[保全対策依存]](CD)が、2001年以降廃止されているため、そのカテゴリに含まれていた402分類群についても準絶滅危惧として扱われる。
 
== 概要 ==
[[ファイル:Status iucn2.3 NT.svg|thumb|left|180px|2001年以前のIUCNレッドリストにおける準絶滅危惧]]
[[ファイル:Status jenv NT.png|thumb|left|180px|環境省のレッドリストにおける準絶滅危惧]]
2001年に公開されたIUCNのレッドリスト (ver. 3.1) から、このカテゴリーはNTと略されるようになった。しかし、2001年以前のバージョンにおいては、準絶滅危惧は低リスク (Lower Risk) というカテゴリのサブカテゴリであったため、IUCNのデータベースではLR/ntと表記されている。そのため、2000年以前に保全状況が準絶滅危惧として評価されたものの、2001年以降に再度保全状況が評価されていない種については、LR/ntまたは (nt) と記載されている。
 
またIUCN以外のレッドリストでも準絶滅危惧というカテゴリーを設けている場合がある。例えば日本の[[環境省]]が作成した[[レッドデータブック (環境省)|レッドデータブック]]およびレッドリストでも準絶滅危惧を設けており、2007年現在665の分類群(動物475、植物190)が準絶滅危惧に指定されている<ref>[http://www.iucn.jp/protection/species/redlist_j.html] (2011年7月23日閲覧)</ref>。
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[[Category:Near threatened|*]]
[[Category:準絶滅危惧|*]]
[[Category:自然保護]]