削除された内容 追加された内容
→‎登場作品: 余分な字下げを除去
68行目:
機関構造は、H&K社製品の特徴である[[ブローバック#ローラー遅延式|ローラーロッキング式]][[ブローバック#ディレードブローバック方式|ディレードブローバック]]ではなく、一般的な[[ガス圧作動方式#ロータリーボルト式|ロータリーボルト式ガス圧利用方式]]を採用している。
 
一方、実戦配備の過程で[[アフガニスタン]]に派遣された[[ドイツ]]兵から、[[銃砲身|銃身]]の温度が上昇すると命中精度が落ちるとの苦情が出された。後にドイツ連邦軍技術研究所が「命中精度の下落は連続射撃による銃身の加熱が原因」つまり自動小銃本体側に問題があると結論を出していことなどが後にシュピーゲル紙の報道などにより判明し<ref>[http://news.militaryblog.jp/e648411.html H&K 社の「G36」自動小銃の命中精度下落問題「弾薬ではなく自動小銃側に問題」と国防総省が結論]</ref>、[[ドイツ連邦国防省|ドイツ国防省]]は[[2014年]]6月にG36の発注を停止する措置を行った<ref>{{Cite news|url=http://www.afpbb.com/articles/-/3018494?ctm_campaign=nowon|title=「弾がまっすぐとばない」、兵士苦情で自動小銃の発注停止|work=AFPBBNews|publisher=フランス通信社|date=2014-06-23|accessdate=2014-06-24}}</ref>。[[2015年]][[3月30日]]、ドイツ国防省のテストの結果、G36は気温が高い地域で使用したり、同じ方向から直射日光を受け続けたり、連続射撃により銃身が熱くなったりすると、命中精度が下がる欠陥ライフルであるとされた。原因は軽量化のために、[[合成樹脂|プラスチック]]を多用したことが影響しているとされる(そのプラスチック製部品が予想を超える速さで経年劣化しているという説もある)。また、特定のメーカーが製造した[[弾薬]]を使用すると、銃の蓄熱が激しく、命中精度が低下するとの説もある。この結果を受け、[[ドイツ連邦軍]]は、G36の使用を制限し、後継銃として[[H&K HK417]]などを候補に考えていると思われる<ref>[http://www.spiegel.de/politik/deutschland/bundeswehr-tests-bestaetigen-praezisions-maengel-an-g36-a-1026275.html Bundeswehr: Tests bestätigen mangelnde Treffsicherheit des G36]</ref>。一方、メーカー(H&K)側は軍のテスト結果を否定している<ref>[http://www.br.de/nachrichten/heckler-koch-bundeswehr-sturmgewehr-g36-100.html Hersteller widerspricht Vorwürfen]</ref>。
 
2016年6月3日H&K社はG36に関して、「欠陥は存在しない」という旨を改めて確認する訴訟を、軍の兵站局があるコブレンツの裁判所に提起した<ref>[http://www.dw.com/en/heckler-koch-seeks-court-vindication-over-g36-accuracy/a-19298196 Heckler & Koch seeks court vindication over G36 accuracy]</ref>。2016年9月2日に判決が下りH&Kが勝訴した。国防省は同日付で、判決に不服として控訴するとしている<ref>[http://news.militaryblog.jp/web/German-GOV-has-no-right/to-compensation-from-HK-faulty-G36.html ヘッケラー&コッホ社がドイツ連邦軍向け「G36 ライフル」の補償をめぐる政府との裁判に勝利]</ref>。
 
== 派生型 ==