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煙突及び暖炉の発明により家の間取りのどの位置にも炉を設けることが可能になった結果部屋を区切り各部屋に調理を目的としない暖房装置としての暖炉を設ける様になる。その結果客間の暖炉には一番居心地の良い暖炉のそばを上座とする習慣ができ、部屋の調度品としての重要度も高まった。その結果暖炉周りのマントルピースの装飾に力が注がれる伝統が出来た。
16世紀頃には暖炉の様々な構造も工夫が凝らされ煙の逆流に対する耐性などが上がり、現在の暖炉とほぼ同じものが作られるようになる。
今の薪ストーブに発展する鉄製暖炉は18世紀にアメリカで発明されたフランクリンストーブ(ペンシルバニア暖炉)である。鉄の暖炉自体は14世紀末からフランスで使用されていたが、それらの暖炉には扉がなく暖房効率は暖炉と変わりがなかった。フランクリンストーブは前面以外の5面を鉄で囲って足で空中に保持バッフル板を装着したため放熱面積が多く通常の暖炉よりは暖房効率が高かった。改良型のフランクリンストーブは扉がついていたため扉を閉じて使用すると25%ていどの暖房効率を発揮したため爆発的に普及した。フランクリンストーブは暖炉であると同時に薪ストーブの最初の製品にも位置づけられる。
 
==脚注==