「ハムレット (キャラクター)」の版間の差分

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{{Infobox Shakespearean character
| name = ハムレット
| image = Bernhardt Hamlet2.jpg| caption = [[サラ・ベルナール]]によるハムレット(1880-1885)
| caption = [[サラ・ベルナール]]によるハムレット(1880-1885)
| creator = [[ウィリアム・シェイクスピア]]
| play = 『[[ハムレット]]』
| date =
| source =
 
| other_names =
| family = ハムレット王(父)<br>ガートルード(母)<br>クローディアス(叔父/まま父)
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}}
 
'''ハムレット('''{{Lang-en|Hamlet}}''')'''[[ウィリアム・シェイクスピア]]の[[悲劇]]『[[ハムレット]]』の[[主人公]]であり、タイトルにもなっているキャラクターである。ハムレットは[[デンマーク]]の王子で、王位を簒奪したクローディアスの甥で、前[[デンマーク王]]ハムレットの息子である。劇の最初でハムレットは父親殺しの復讐をするかどうか、またどのように復讐するかと思い悩む<!--ここはもとの説明がちょっと変なので消し巻いた-->。悲劇の終わりまで<!--byの意味は?-->ハムレットはポローニアス、レアティーズ、クローディアス、そしてヴィッテンベルク大学からの友人であるローゼンクランツとギルデンスターンの死を招く。ハムレットは間接的にではあるが、恋人の[[オフィーリア]](溺死)と母ガートルード(クローディアスの過失による毒殺)の死にも関与している。
 
== 劇中での役割 ==
劇の最初ではハムレットは、父ハムレット王の死、叔父クローディアスの王位継承、さらに母ガートルードの早すぎる[[再婚]]によりひどく憂鬱になっている。ある夜、父の亡霊がハムレットの前に現れ、クローディアスが王位を強奪するためにハムレット王を殺したことを告げ、ハムレットに父の死の復讐をするよう命令する。
 
クローディアスは、何がハムレットをそんなにも苦しめているのかを明らかにするために、ハムレットの友人であるローゼンクランツとギルデンスターンを[[ヴィッテンベルク]]から呼び寄せる。クローディアスとアドバイザーのポローニアスが陰で密かに聞いているあいだに、[[オフィーリア]](ポローニアスの娘でハムレットの恋人)に<!--これは「○○している間ハムレットと話すよう」としないとつながりがおかしくなります。-->ハムレットと話すよう説得し、そのあいだに彼らは会話を盗み聞きする。ハムレットがその場に入ってきて、自殺するか考える("To be, or not to be")。オフィーリアはハムレットと会い、彼との思い出の品を返すと言う。そしてハムレットはオフィーリアの貞節を問い、「尼寺へ行け("get thee to a nunnery")」と告げる。
 
ハムレットはクローディアスが有罪かどうかを確かめるために、彼を試すやり方を思いつく。宮廷の前で、王の殺人についての劇を演じるために役者の一団を雇う。そしてホレイシオクローディアスの反応を窺う<!--この主語はhe=Hamletで、Hamlet has Horatio gauge Claudius' action.です。-->わせる。クローディアスは罪悪感に耐えられず、途中で劇を中断するように言う。クローディアスがひどく混乱している様子で観衆の前から立ち去ると、ハムレットは亡霊が言っていたことは正しかったことを知る。ハムレットはクローディアスを殺すためにあとをつけるが<!--簡略化-->、クローディアスが祈っているところを目撃し、思いとどまる。というのも、ハムレットはクローディアスに[[煉獄]]の中で苦しんでほしかったので、彼が清らかな状態でいるときには殺したくはなかった。そしてクローディアスは今まさに[[懺悔]]を通して罪を洗い清めようとしていたのである。クローディアスの命を狙った二度目の企てはポローニアスの予期せぬ死を招く。
 
クローディアスはハムレットに殺されるかもしれないと命の危険を感じて、ローゼンクランツとギルデンスターンを<!--closelyをもう少しわかるように訳す-->見張りを兼ねて同行させ、ハムレットを[[イングランド]]へ送る。クローディアスがハムレットをイングランドへ送ったのは実際はハムレットを殺すためである<!--もとの文章がちょっとごちゃごちゃしているので簡略化-->。イングランドへ出航するよりも前にハムレットはポローニアスの死体を隠すが、最終的にはその場所を王に明かす。一方でオフィーリアは父の死によって深い悲しみに暮れ、狂気へと追いやられる。