「村上氏」の版間の差分

*:[[清和源氏]]（[[河内源氏]]）[[源頼清|頼清]]を祖とする[[信濃国|信濃]]の[[国人]]領主。源平合戦の前哨戦となった市原合戦を戦った栗田氏はこの庶流とされ後に善光寺の別当を世襲している。鎌倉時代にから村上郷を領し、その後[[埴科郡]]を拠点とする北信の有力国人領主として、[[建武 (日本)|建武]]2年（[[1335年]]）の[[中先代の乱]]では「信濃惣大将」として鎮圧に当たった。その後[[足利氏|足利将軍家]]から信濃守護家として遇された[[小笠原氏]]や北信濃の名族（同じ河内源氏の[[源頼季|頼季流]]）[[井上氏|井上一族]]や[[高梨氏]]、東信濃の名族[[滋野氏|滋野一族]]（[[海野氏]]など）と抗争を繰り返す。海野氏を滅ぼした後は[[武田氏]]の侵攻に晒され、[[天文 (日本)|天文]]22年（[[1553年]]）[[村上義清]]・[[村上国清|国清]]親子は[[越後国|越後]]の[[上杉謙信]]を頼り、信濃村上氏は終焉を迎える。このとき村上氏族のうち一部は、[[下総国|下総]]や[[上野国|上野]]等の周辺の国々に飛散したといわれる。