「2015年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ」の版間の差分

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|Note1=開始:14時00分 観衆:45,298人 時間:3時間40分
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; 得点経過
巨人がシーズン2位となったのは2001年以来14年ぶりで、CSファーストステージで初めての東京ドーム開催となった。巨人はマイコラス、阪神は藤浪が先発となった。両チーム0行進で迎えた5回裏、巨人は1死2塁のチャンスで[[マイルズ・マイコラス|マイコラス]]がタイムリー二塁打で1点を入れ、6回裏には1死3塁から[[亀井義行|亀井]]のタイムリー内野安打で2点を先制する。阪神は7回表、1死2.3塁のチャンスで梅野のタイムリー、さらに代打・[[西岡剛 (内野手)|西岡]]の犠飛で同点に追いつく。そしてそのまま延長戦に入り、10回裏、巨人は1死満塁のサヨナラのチャンスで代打・[[高橋由伸]]が四球を選び押し出しとなり巨人がサヨナラ勝ちした。巨人は[[2013年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|2013年のCSファイナルステージ第3戦]]以来2年ぶりのCS勝利でCSでの連敗及び阪神戦の連敗も4で止めてファイナルステージ進出に王手を賭けた。阪神は後がなくなった。
*5回裏、1死二塁、[[マイルズ・マイコラス|マイコラス]]のタイムリーツーベースで1点(巨)
*6回裏、1死三塁、[[亀井義行|亀井]]のタイムリー内野安打で1点(巨)
*7回表、1死二・三塁、梅野のタイムリーで1点。代打・[[西岡剛 (内野手)|西岡]]の犠飛で1点の計2点(阪)
*延長10回裏、1死満塁、代打・高橋由の押し出し四球でサヨナラ勝ち(巨)
 
==== 第2戦 ====
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|Note1=開始:14時00分 観衆:46,698人 時間:3時間48分
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; 得点経過
巨人は[[菅野智之|菅野]]、阪神は[[ランディ・メッセンジャー|メッセンジャー]]が先発した。阪神は初回、2死二塁でゴメスが1号本塁打、続くマートンの2者連続となる1号ソロで3点を先制する。その裏、巨人は無死三塁から[[片岡治大|片岡]]の内野ゴロ間に1点を返す。その後もチャンスを広げ2死1.2塁のチャンスが広がったが[[井端弘和|井端]]が見逃し三振に倒れ追加点はならなかった。すると阪神は4回にメッセンジャーの犠打の際にピッチャー・菅野が悪送球し、1点が入った。巨人は菅野を4回で降板させた。巨人はメッセンジャーの前に2回以降得点を奪えなかったが7回裏、代打・[[レスリー・アンダーソン|アンダーソン]]がソロ本塁打を放ち2点差に詰め寄る。9回も2死2塁のチャンスで[[長野久義|長野]]のセンター前に抜けようかという当たりを二塁手の[[前田大和|大和]]が好捕して一塁に投げゲームセット。阪神がファイナルステージ進出に逆王手を賭けた。一方巨人は初回の2被弾が響いた。
*1回表、2死二塁、ゴメスの1号2ランとマートンの2者連続となる1号ソロで計3点先制(阪)
*1回裏、無死三塁、[[片岡治大|片岡]]の内野ゴロ間に1点(巨)
*4回表、一・二塁、メッセンジャーの犠打の際にピッチャー・[[菅野智之|菅野]]の悪送球で1点(阪)
*7回裏、代打・[[レスリー・アンダーソン|アンダーソン]]の1号ソロ(巨)
 
==== 第3戦 ====
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|Note1=開始:14時00分 観衆:46,067人 時間:2時間48分
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; 得点経過
巨人は阪神戦5勝と相性のいい[[アーロン・ポレダ|ポレダ]]、阪神は[[能見篤史|能見]]が先発。巨人は初回、1死1.3塁とすると阿部の犠飛で1点先制する。6回裏、巨人は2番手の[[岩田稔|岩田]]を攻め、1死1.3塁とすると阿部のタイムリーで1点、さらに1死1.3塁からピッチャー岩田の暴投によりこの回2点を入れた。先発のポレダはここでもシーズン同様阪神打線を抑えていたが、7回表に先頭の[[福留孝介|福留]]の1号ソロ本塁打で1点を返されると巨人ベンチはここでポレダを降板させた。リリーフが粘り、9回に抑えの[[澤村拓一|澤村]]を投入する。阪神は澤村を攻め1死2.3塁とチャンスを作ったが、ゴメス、マートンが立て続けに倒れてゲームセット。巨人は[[2014年のセントラル・リーグクライマックスシリーズ|前年のファイナルステージ4連敗]]の雪辱を果たし、ファイナルステージ進出を決めた。一方阪神はシーズンでも相性の悪かった東京ドームでCSでも攻略ならず、巨人に前年のCSのリベンジをされる結末となり、ファーストステージ敗退が決まった。
*1回裏、1死一・三塁とすると阿部の犠飛で1点先制(巨)
 
*6回裏、1死一・三塁とすると阿部のタイムリーで1点、さらに1死一・三塁からピッチャー[[岩田稔|岩田]]の暴投で1点(巨)
また、阪神は[[和田豊]]監督がこの年限りで監督を退任することになりこの試合が最後の試合となった。これにより1985年の阪神入団から現役引退後、この年まで31年間着続けた縦縞のユニフォームに別れを告げた。試合終了後には巨人の[[原辰徳]]監督が和田監督に歩み寄る場面も見られた。
*7回表、先頭・[[福留孝介|福留]]の1号ソロで1点(阪)
 
=== ファイナルステージ ===
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クライマックスシリーズとしては2011年の1stステージ以来の組み合わせとなり、ファイナルステージでは初めて東京の球団同士での対戦となった。初戦は巨人がキャプテン・坂本の2ランホームランなどもあり勝利を挙げたものの、2戦目以降は勝ち頭のマイコラス・菅野で落とし、打線も2戦目以降は26イニング連続無得点とチャンスを生かすことができず、さらに守備のミスなどのオンパレードで良い所がなく3連敗を喫し敗退。一方のヤクルトは投手陣が巨人打線を全試合合計6得点にシャットアウト、攻撃もチャンスを生かして得点するなど、シーズンそのままの勢いを見せつけ、ヤクルトがクライマックス4度目の出場で初めて優勝、14年ぶりの日本シリーズ出場が決定した。
 
なお、巨人はこのファイナルステージ第4戦終了後、[[原辰徳]]が監督を勇退することを表明。第一次政権と合わせ通算12年の監督生活にピリオドを打った。後任には選手兼任コーチの高橋由伸が現役引退の上で就任したため、また[[井端弘和]]も最終戦に任意引退を公示されたことにより、共に第4戦が現役最後の試合出場となった。
 
==== 第1戦 ====
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|Note1=開始:18時00分 観衆:31,502人 時間:3時間38分
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; 得点経過
2007年のCS導入後、セ・リーグのファイナルステージでは初めて屋外球場を本拠地とする球団が主催することになった。ヤクルトは石川、巨人は内海が先発となった。内海のファイナルステージ初戦の先発は2012年から4年連続となった。4回裏にヤクルトが先頭の[[畠山和洋|畠山]]の1号ソロ本塁打で先制する。5回表に巨人は1死2塁から坂本の1号2ラン本塁打で逆転すると、6回表には1死2.3塁から代打・アンダーソンの2点タイムリーで突き放した。先発の内海は4回2/3で降板したことでまたもファイナルステージでの勝利はならなかったがリリーフ陣が粘り、巨人が鬼門の初戦を取った。ヤクルトは打線に元気がなく黒星スタートとなった。
*4回裏、先頭・[[畠山和洋|畠山]]の1号ソロ(ヤ)
*5回表、1死二塁から坂本の1号2ラン(巨)
*6回表、1死二・三塁から代打・アンダーソンの2点タイムリー(巨)
 
==== 第2戦 ====
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|Note1=開始:18時00分 観衆:31,274人 時間:2時間51分
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; 得点経過
ヤクルトは小川、巨人はシーズン11連勝でシーズンを終えたマイコラスが先発。4回裏、ヤクルトは無死2.3塁から[[畠山和洋|畠山]]の犠飛、さらに雄平の打球をファースト・阿部が野選し2点を先制する。6回裏には1死満塁から[[ウラディミール・バレンティン|バレンティン]]の2点タイムリーは放った。先発の小川は巨人打線に的を絞らせない好投を見せた。ヤクルトが勝利し、一歩リードした。一方巨人は打線が振るわず先発のマイコラスも踏ん張れなかった。
*4回裏、無死二・三塁から[[畠山和洋|畠山]]の犠飛で1点を先制、雄平の打球をファースト・阿部が野選し1点を追加(ヤ)
*6回裏、一死満塁から[[ウラディミール・バレンティン|バレンティン]]の2点タイムリー(ヤ)
 
==== 第3戦 ====
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|Note1=開始:18時00分 観衆:33,102人 時間:3時間27分
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; 得点経過
*ヤクルトは館山、巨人は菅野が先発した。両先発投手の好投で5回まで点が入らなかったが、6回裏にヤクルトが無死満塁からのチャンスを作ると[[雄平]]の併殺打間に1点さらに2一・三1.3塁から[[今浪隆博|今浪]]のタイムリーで12を先制した。クルトはこの2点だけで巨人を振り切ってついに[[2015年の日本シリーズ|日本シリーズ]]進出に王手を賭けた。一方巨人は2試合続けて完封負けを喫し、崖っぷちに追い込まれた。
 
==== 第4戦 ====
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|Note1=開始:18時00分 観衆:34,038人 時間:2時間58分
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; 得点経過
ヤクルトは杉浦、巨人はポレダが先発した。ヤクルトは初回に無死1.3塁から[[山田哲人|山田]]のタイムリー内野安打、さらに満塁とし、バレンティンの併殺打の間に1点が入り2点を先制する。2回裏には2死3塁から[[比屋根渉|比屋根]]のタイムリーで1点を追加した。巨人は5回表に2死2.3塁から3試合ぶりの得点となる阿部のタイムリーで2点を入れた。だがその後は得点が入らず、9回にヤクルトは抑えの[[トニー・バーネット|バーネット]]を投入。2死1塁から代打・高橋由伸を三振に打ち取りゲームセット。ヤクルトが14年ぶりの日本シリーズ進出を決めた。一方巨人は第2.3戦の完封負けが響き、4試合で6点しか取れないなど打線の不振が大きく2年連続で日本シリーズ進出を逃した。
*1回裏、無死一・三塁から[[山田哲人|山田]]のタイムリー内野安打で1点。さらに満塁からバレンティンの併殺打の間に1点(ヤ)
 
*2回裏、二死三塁から[[比屋根渉|比屋根]]のタイムリーで1点(ヤ)
なお、巨人はこのファイナルステージ第4戦終了後、[[辰徳]]監督が監督を勇退することを表明。第一次政権と合わせ通算12年の監督生活にピリオドを打った。後任には選手兼任コーチの高橋由伸が現役引退の上で就任したため、また[[井端弘和]]最終戦に任意高橋の現役引退即監督就任に伴い、現役公示され引退しコーチに就任しにより共に第4戦が現役最後の試合出場となった。高橋は前述の9回に三振を喫した打席が現役最後の打席となった。
*5回表、二死二・三塁から阿部のタイムリーで2点(巨)
 
== 表彰選手 ==