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2017年2月7日 (火) 06:40時点における版
ピアス病菌(ピアスびょうきん、Xylella fastidiosa)は、ブドウなど多くの植物を枯死させるピアス病(Pierce's Disease)の原因となる病原菌[1]。
ピアス病
ヨコバイ科の昆虫であるシャープシューターの唾液にピアス病菌は寄生し、植物の樹液を昆虫が吸った時に傷口から感染する[1]。
1982年にアメリカ農務省のピアス博士が発見したことからこの名がある[1]。
ピアス病は1990年代後半にカルフォルニア州で深刻なブドウ被害を発生させた[1]。2013年にはイタリアで出現[2]。イタリアではオリーブの木100万本に枯死被害が発生したこともある[2]。
2016年10月にはスペインのバレアレス諸島マヨルカ島の園芸店でサクラの木から確認され、最終的に計1900本以上の木が処分された[2]。2017年2月にはスペインのバレアレス諸島のオリーブやサクラ、アーモンドなどの木の多くからピアス病菌が確認された[2]。