削除された内容 追加された内容
m編集の要約なし
m編集の要約なし
2行目:
'''溶着'''(ようちゃく)とは、[[樹脂]]や[[非鉄金属]]を接合する[[技術]]の一種。
 
[[溶接]]と溶着の違いは、接合部において、1母体、2母体、3接合部位への供給物質がすべて溶け合い完全溶け込み一つの物質になり接合されるかされ[[溶接]]1、2、3の物質すべてが溶けあわないで接合されることが溶着の違いである。(類似語に[[ろう付け]]がある。)[[熱可塑性]]の樹脂部材を[[融点]]を超えるまで加熱し、圧力を加えると分子レベルで結合する。プラスチック溶着とも呼ばれる。また、溶着するにはプラスチック溶着機(プラスチックウエルダー)を使用する。インパルスシーラーも広義では溶着機の一種であるが、一般には工業生産で使用される機械・技術を指している。金属部材間でも溶着現象は認められるが、例えば界面に発生した熱(ジュール熱、摩擦熱など)により界面のみが溶けて接合してしまった場合などを指す。接合部位のみの溶融が認められる[[固相接合]]においては溶着とも考えられるが、こちらは一般に接合と呼ばれている。
 
類義語に融着・固着がある。融着は溶着とほぼ同義であるが、管、ケーブルなど長尺物の接合で使用されることが多く、固着とは、例えば瀬戸物同士などが長期間圧力下に晒された場合など、分子レベルで近接し結合状態になってしまうことを指している。半田付は接合対象物に異なる物質を添加し外観も変化することより溶着とは呼ばない。