「ウィリアム・キッド」の版間の差分

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== フィクションと財宝伝説 ==
<!---キッドは処刑される直前、「自分はある場所に財宝を隠している」と叫び、その場所を説明しようとしたが、処刑人はそれを無視してキッドを処刑してしまったという。この逸話をもとに「今もどこかにキャプテンキッドの財宝が眠っている」という伝説が発生し、複数の作家がその財宝を題材とした小説を執筆している。キッドは多くの財宝(略奪品)を手にいれたとする文書も存在する<ref>[http://www.cnn.co.jp/photo/10000207-6.html?tag=mcol;relStories CNN 2011 .06. 02「海賊キャプテン・キッドの背景を探る - (6/10)」] 2015年5月12日閲覧 </ref>。出典がわからないため。--->キッドは、逮捕される前に[[ガーディナー島]]に財宝を埋蔵した<ref>コーディングリ、(2000)、p323~324</ref>。現在でもその島に財宝が埋蔵されているとする人もいるが、財宝はベラモントの部下によって発見されている<ref>コーディングリ、(2000)、p323~324</ref>。前述のようにキッドの財宝は発見されているが、その財宝が約1万ポンド分だけだったため、当時の人々はまだ発見されていない財宝(最低でも5万ポンド分)がニュディナ上陸するまでの航路の内のどこか数ヶ所に埋蔵されて隠されているのだろうと推測した<ref name=財宝13>別枝、(1965)、p13~16</ref>。後に[[ニューイングランド]]の入り江や小湾、アメリカの東海岸、西インド諸島の島々などが候補地とされ、隠し財宝の額も増えた<ref name=財宝13/>。さらに時代が下がると日本の[[南西諸島]]、アメリカの太平洋岸、[[フィリピン]]などキッド自身が足を延ばしていない場所も隠し財宝の候補地に加えられた<ref name=財宝13/>。
 
 
[[エドガー・アラン・ポー]]の『[[黄金虫]]』と[[ロバート・ルイス・スティーヴンソン]]の『[[宝島]]』のうち前者は、キッドの財宝自体が登場し、後者に登場する「フリント船長の財宝」はキッドの財宝を想定した物と思われる<ref>別枝、(1965)、p19~21</ref>。米[[インディアナ大学]]のチームによって、[[ドミニカ共和国]]の保養地カサ・デ・カンポ沖にある[[カタリーナ島]]近海で、ケダー・マーチャント号とみられる船が発見された(2007年12月13日発表)。そしてアドベンチャー・ギャリー号についても、[[サント・マリー島]]の近くの海底で財宝とともに発見したと{{仮リンク|バリー・クリフォード|en|Barry Clifford}}が発表した<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/3047745?ctm_campaign=nowon_photo 海賊キャプテン・キッドの財宝発見か、マダガスカル沖] 2015年5月8日配信 2015年5月12日閲覧</ref>。しかしユネスコは後にこの主張を否定した<ref>[http://www.afpbb.com/articles/-/3054515 「海賊キッドの沈没船と財宝ではない」ユネスコが否定]2017年2月4日閲覧</ref>。
 
[[日本]]の[[トカラ列島]]に浮かぶ[[宝島 (鹿児島県)|宝島]]も、キッドが財宝を隠したという言い伝えが残っている<ref name="toshima HP">[http://www.tokara.jp/profile/takara.html 宝島について] - 十島村役場HP</ref>。