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イタリアの[[ダラーラ]]社製[[グラウンド・エフェクト・カー|グラウンド・エフェクト]]構造のシャシーに、[[ルノー]]が設計し[[メカクローム]]が製作する4リッター[[V型8気筒|V8]]エンジン(約650[[馬力|ps]]、重量150kg、4000〜4500km毎にオーバーホール)を搭載した[[ワンメイク]]。エンジンチューナーはルノー傘下の[[ハイニ・マーダー]]。エンジンの重量がフォーミュラ向けにしては重いのは、参戦コスト抑制の為に元々耐久レース向けに開発されたものを転用している所為である。最低重量は2011年現在は688kg(ドライバーの体重を含む)<ref>[http://gp2series.com/Guide-to/The-car-and-engine/ The car and engine] - GP2</ref>と、こちらもフォーミュラカーとしてはやや重め。
 
シャシーは原則として3年毎に新設計のものが供給される。2005年のGP2のスタート時に用いられた「GP2/05」は2007年まで使用され、その後GP2アジアシリーズに流用された。2008年~2010年までは第2世代となる「GP2/08」が使われ、2011年から第3世代となる「GP2/11」がデビューした。なおGP2/11はメインシリーズ以外にアジアシリーズでも同時に使われることになっており、2011年のアジアシリーズ開幕戦が実戦デビューとなった。ただ近年の欧州の景気低迷のため、2014年のシャシー更新は断念され、GP2/11が2016年まで継続使用され<ref>[http://f1-gate.com/gp2/news_19769.html GP2、コスト削減のために新シャシー導入を断念] - F1-gate.com・2013年6月18日</ref>。更新時期となる2017年も新車投入は見送られ、引き続きGP2/11が使用される<ref>{{Cite web |url = https://www.as-web.jp/overseas/27548 |title = GP2、来季もGP2/11シャシー使用。新車導入を2018年に延期 |publisher = AUTOSPORTweb |date = 2016-07-05 |accessdate = 2017-02-17}}</ref>。
 
ギアシフト機構はF1と同様に[[セミオートマチックトランスミッション#モータースポーツでの利用|パドルシフト]]([[ザイテック]]製)を採用している。ブレーキもF1同様にカーボンディスク([[ブレンボ]]のワンメイク)を使用していて、限りなくF1に近い車になっている。