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== 概要 ==
[[フェニキア文字]]から受け継がれた文字の一つで、[[ヘブライ文字]] {{rtl-lang|he|[[ג]]}}、ギリシア文字 {{lang|el|[[Γ]]}}、ラテン文字 {{lang|la|[[G]]}}、キリル文字 {{lang|ru|[[Г]]}} と同系である元は「'''[[らくだح]]'''に点を一つ付加したような形で書かれ、元は「[[ビア語クダ]]{{rtl-lang|ar|[[:ar:جمل|
[[アラビア語]]には有声の {{ipa|dʒ}} はあるが、対応する無声音の {{ipa|tʃ}} がない。[[ペルシャ文字]]では {{ipa|tʃ}} を表すために {{rtl-lang|ar|ج}} の点を増した「{{rtl-lang|fa|[[چ]]}}」を使っている。
جمل]]}})」を意味した。
 
系統的には[[有声軟口蓋破裂音]]({{ipa|ɡ}})を表す文字だが、[[フスハー]]を含む多くのアラビア語方言では[[口蓋化]]して{{ipa|dʒ}} になっており、{{ipa|ɡ}} の音をとどめているのは[[アラビア語エジプト方言|エジプト方言]]などに限られる。また、[[アラビア語]]には有声の {{ipa|dʒ}} はあるが、対応する無声音の {{ipa|tʃ}} がないため、[[ペルシャ文字]]では {{ipa|tʃ}} を表すために {{rtl-lang|ar|ج}} の点を増した「{{rtl-lang|fa|[[چ]]}}」を使っている。
[[フェニキア文字]]から受け継がれた文字の一つで、[[ヘブライ文字]] {{rtl-lang|he|[[ג]]}}、ギリシア文字 {{lang|el|[[Γ]]}}、ラテン文字 {{lang|la|[[G]]}}、キリル文字 {{lang|ru|[[Г]]}} と同系。元は「[[らくだ]]([[アラビア語]]:{{rtl-lang|ar|[[:ar:جمل|
جمل]]}})」を意味した。頭字と中字が同形。'''[[ح]]'''に点を一つ付加したような形で書かれる。
 
系統的には[[有声軟口蓋破裂音]]({{ipa|ɡ}})を表す文字だが、[[フスハー]]を含む多くのアラビア語方言では[[口蓋化]]して{{ipa|dʒ}} になっており、{{ipa|ɡ}} の音をとどめているのは[[アラビア語エジプト方言|エジプト方言]]などに限られる。
 
アラビア語で外来語の {{ipa|ɡ}} を表す場合は通常は [[غ]] ({{ipa|ɣ}}) で代用される。[[ペルシア文字]]等では {{ipa|g}} を {{rtl-lang|ar|[[ك]]}} ({{ipa|k}}) から派生した [[گ]] で表す。かつてアラビア語由来の単語が[[ラテン語]]等にもたらされた際には、{{rtl-lang|ar|ج}} は [[g]] で表されることが多かった。