「ストロボスコープ」の版間の差分

'''ストロボスコープ'''（{{lang-en-short|Stroboscope}}）は、一瞬だけ点灯する光源を一定間隔で繰り返し発光させることができる装置、およびそれを利用して、高速回転していたり複雑な動きをしているものをわかりやすく可視化するシステムである。[[光源]]としてには[[エレクトロニックフラッシュ|]]<ref>写真用のいわゆるストロボで近年使われているのはもっぱら電気式のエレクトロニックフラッシュランプ]]だが、以前はマグネシウムを燃やすなど使い捨てのものも多かった。</ref>や、近年では高輝度[[発光ダイオード]]がなども用いられる。ストロボスコープを十分に暗てい環境で使用すると。対象物の移動や変化が[[コマ送り]]のように見えるため、物体の移動や変化を[[可視化]]したり、長時間[[露光]]撮影で記録しによってあたりするかも多重露出のに用いられような写真が撮影できる。また、回転などの周期運動をする対象物に用いると、[[ストロボ効果]]によって見掛け上の運動速度を変化させて観察することもできる。

ストロボスコープの産業界における用途としてでは、[[エンジン]]や[[モーター]]など高速で回転するものの[[回転数]]の計測や、移動するものの[[速度]]の計測などがあり、鉄工所や自動車工場などで使用される。また学術・教育分野では、高校の[[物理]]科教室、大学の[[理学部育]]・[[工学部]]などでも広く使われる。理科ており、実習や保健体育演習、教材の[[観察、教科書]]、[[百科事典]]などや参考資料等には、ストロボスコープで撮影した写真が掲載せらされることが写真等にも多い。

そのほか、初期の、もしく日用品では高級な[[レコードプレーヤー]]に同様の機構回転速度の校正用のパターンにこれを内蔵利用しているたものがある。[[ターンテーブル]]のサイドに記されたパターンが付けられており、家庭用交流電源（日本では60Hzか50Hz）をストロボ光半波整流して点滅するランプ等で照らし、そのパターンが[[ストロボ効果]]によって静止して見えるとき、そのターンテーブルの回転数がは規定のものと確認速度でき回転しているわけ、というものである。

ストロボスコープと同様の効果を得るための装置先祖として、光源をの発光させるのではなく、[[スリット]]のあいた[[円盤]]回転体を一定[[角速度]]で回転させ（構造上、任意の速度で良い。その速度に合わせたアニメーションになる）、そのスリットを介して対象物を観察するもの、といったメカニズムがある。歴史的にはこちらが先に発明され円筒を利用した[[ゾートロープ]]や、最初に円盤を利用した[[フェナキストロボスコープと呼ばれ]]、鏡など光学的部品を利用した。一種の幻燈のような効果を得る[[:en:Stroboscopeプラキシノスコープ]]などが詳しいある。