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==概要 ==
原産地は[[中国]]西北部。元は薬用として利用されていたが、盛唐期以降、牡丹の花が「花の王」として他のどの花よりも愛好されるようになった。たとえば、『[[松窓雑録]]』によれば、玄宗の頃に初めて牡丹が愛でられるようになったものの、当時は「木芍薬」と呼ばれていたと記載される<ref>{{cite journal|author=Kubo Teruyuki|year=2009|title=The Problem of Identifying Mudan and the Tree Peony in Early China|journal= Asian Medicine|volume=5|issue=1|pages=108-145|doi=10.1163/157342109X568964}}</ref>。また、隋の煬帝や初唐の則天武后が牡丹を愛でたという故事がある。ただし[[郭紹林]]はこれらの故事を慎重に検討し、虚構であると結論づけている<ref>{{cite web|url=http://www.dushu.com/showbook/101704/1057191.html |title=关于洛阳牡丹来历的两则错误说法|accessdate=2012-08-20}}</ref>。
清代以降、[[1929年]]までは中国の[[国花]]であったとされることもあるが、清政府が公的に制定した記録はみられない。1929年、当時の[[中華民国|中華民国政府]]は国花を[[ウメ|梅]]と定めた。中華民国政府が台湾に去った後、公式の国花は定められていなかった。[[中華人民共和国]]政府は近年、新しく国花を制定する協議を行い、牡丹、[[蓮]]、[[キク|菊]]、梅、[[蘭]]などの候補が挙げられたが、決定に至らなかった。
 
==ボタン属==