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→‎概要: 各国の現況の解説欄にタイにおけるサテの記述が無かったので付加記述した。
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発祥はインドネシアの[[ジャワ島]]で、[[アラビア]]からの移民の料理を改良した料理と言われる。
 
小さく切った[[鶏肉]][[ヤギ|山羊]]肉を、[[ケチャップマニス]]や[[食塩]]、[[コリアンダー]]などの[[香辛料]]で作った[[タレ]]に漬けこみ、[[串]]に刺して炭火でじっくり焼いたもの。現地では[[タケ|竹]]串ではなく[[ヤシ]]の木で作った串がよく使われ、また焼くのにもヤシがらがよく使われる。日本の焼き鳥と同じく大量の煙が出るので現地では家庭で作るよりも店で食べたり購入することのほうが多く、店先や[[屋台]]で作られている。
 
そのまま、あるいは[[ラッカセイ|ピーナッツ]]をすりつぶして作った甘めの[[ソース]]をかけて食べる。西[[スマトラ]]の[[パダン]]では[[カレー]]ソースをかけて食べる[[牛肉]]や牛[[もつ]]のサテがある。
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国土の広いインドネシアでは地方により数々のバリエーションがある。([[:en:satay#Indonesia|英語版を参照]])
 
その他に[[水牛]]肉、[[ウサギ]]肉、[[ブタ|]](インドネシアで多い[[ムスリム]]はタブーだが[[華人]]や[[ヒンドゥー教]]徒が食べる)、[[貝]]、[[ヘビ]]や[[ミズオオトカゲ]](ビアワッ。''Varanus salvator'')もサテとして食べる。但し、売られているのは鶏肉のものが圧倒的に多く、その次はヤギ肉で、他は少ない。
 
マレーシアでも鶏肉を中心としたサテは代表的な料理のひとつとされている。このため、官製の[[航空書簡]]に絵と作り方がかかれていたり、外交パーティーでも用意されるほどである<ref>根津清、『東南アジア丸かじり旅』pp50-52、1998年、小学館、東京、ISBN 4-09-411131-X</ref>。マレーシアではクトゥパ(ketupat)と呼ばれる椰子の葉に包んだ米飯と、[[キュウリ]]、[[タマネギ]]などの付け合わせがいっしょに出されることが多い。
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サテ麺(沙茶麺、沙嗲麺)という麺料理が[[香港]]や[[福建省]]の[[廈門市]]などにある。
 
香港のサテ麺(沙嗲麺)は、[[インスタントラーメン]]や乾麺などを[[牛肉]]、[[エビ]]、[[干物]]などを使って作ったスープに入れ、サテ風味で焼いたり、炒めたりした牛肉(「沙嗲牛肉」)などの肉を載せた麺料理を言う。[[出前一丁]]などのインスタントラーメンのサテ麺も売られている。
 
[[福建省]][[廈門市]]周辺のサテ麺(沙茶麺、沙嗲麺)は、サテソースを溶かし込んだスープに生麺を茹でて入れ、[[アヒル]]の[[心臓]]、[[大腸]]、[[エビ]]、[[イカ]]、[[豚肉]]、葉野菜など、茹でた好みの具を載せた麺料理である<ref>張生良 主編,「沙茶面」『中国小吃搜索 引擎』pp248,2010年,山西経済出版社,太原 ISBN 978-7-80767-300-2</ref>。この場合の「サテ」という言葉は、焼いた肉や料理法をいうのではなく、サテに使う調味料という意味に変わっている。
 
== その他 ==