「ヤマハ・DXシリーズ」の版間の差分

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: [[1985年]]発売。DX7の音源(6オペレーター・32アルゴリズム)を2系統にし、鍵盤数を61鍵から76鍵にした機種。64ボイスメモリー・64パフォーマンスメモリーを内蔵。機能的には上記のDX1の後継機種といえる。価格はDX1の3分の1に抑えられていた。DX1同様に音質が良くても音色がよくないという評判もありDX7のノイジーな音の方が良いと言われていたこともある。さらにDX1とDX5はDX7とは音量を操るアナログ系のパーツに違いを持っており、『DX7とは音が違う』とプロの方々はよく話していたことがある。最終的には他のDXシリーズよりは生産数が少なく、DX7ほどの使用と人気は得られなかった。
; DX21
: [[1985年]]発売。当時のアマチュア向けキーボードのプライスゾーンであった13万円台のモデル。4オペレーター・8アルゴリズム×2、8音ポリフォニック、61鍵。「スプリットモード」(4音+4音)、「デュアルモード」(4音×2)を装備。プリセット128音色、ユーザ32音色、パフォーマンスメモリー×32。:[[ファイル:DX100-mainboard.jpg|thumb|DX100のメイン基板。DX27と共通であることがわかる。]]2つのボイス(音色)を同時発音させるデュアルモードでは、同系統のボイスを組み合わせてサウンドに厚みを加えたり、別系統のボイスでユニゾンしたり、ストリングスにブレスコントローラーでトランペットを加えたり。サウンドレンジがどこまでも広がります。ボイス間にデチューンをかければ、厚みや奥行きがさらにパワーアップ。ピアノ系やバッキングサウンドなど特に効果的です。また、高音域と低音域を別々の音色でプレイするスプリットモードで出力端子も2チャンネル仕様。音づくちの面白さも、ダブルで広がり、そのFM音源部は、可能性の広さと音づくりのスムーズさが魅力の、4オペレータ・8アルゴリズム・タイプを採用。FM音源ならではのオペレータ独立デジタルEGも、設定のスムーズな5パラメーター仕様で、ハイクラスなピッチEGも搭載。しかも、ボイスデータはファンクションデータとペアで記憶できるため、ポリ/モノやエフェクトコントローラーの設定が、ボイス選択で自動的にえられます。ゆたかな広がりをかもし出すステレオコーラスもボイスにメモれる、心憎いスペックだった。スプリットではQXシーケンサーの2パート分の音源。ベロシティ情報(イニシャルタッチ)も受信しダイナミックな再生が可能。パフォーマンスメモリーを活用すれば、MIDIオン/オフ、受信/送信チャンネルもプログラムチェンジで制御できるのでぐんと進んだシステムプレイを実現できた。DXシリーズの中でアナログコーラスエフェクトが搭載されているのはDX21とDX27Sのみである。
; DX27
: [[1985年]]発売。DX21から「スプリットモード」「デュアルモード」を省略したモデルである。プリセット192音色、ユーザー24音色。