「素朴実在論」の版間の差分

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== 備考 ==
* 素朴実在論は[[自然科学]]成立のための根本前提であり、また、[[唯物論]]も素朴実在論の立場に立つため、両者は同じ土台(素朴実在論)から成立したものとされる<ref>[[梅本克己]] 『唯物論入門』 [[清水弘文堂書房]] 1969年 p.16.</ref>。
* 「この世界というのは、自分の眼に見えたままに存在している」の「自分の眼に見えた」は、個別の事態ではなく、習慣的な事態群である。世界のすべてを一度に見ることはできないからである。この命題は「この世界というのは、いつも自分の眼に見えたままに存在している」と解釈しなければならない。したがってその否定は、「この世界というのは、自分の眼に見えたままに存在していることはない」ではなく、「この世界というのは、自分の眼に見えたままに存在しているとはかぎらない」である。人間を含む動物の感覚器は不完全なので、実在しない(と思われる)対象を知覚したりする場合や、実在する(はずの)対象を知覚できなかったりする場合もあるが、本来は、当該の動物種にとって知覚することが必要な、実在する対象だけを知覚するために作られているものと考えられる。さもないと、動物は食物を得られず、危険を回避できず、滅びてしまうであろう。
 
== 出典・脚注 ==
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